ボートレース桐生

桐生

平尾崇典、福島陽子が逃げてV!!

{{ good_count }}

この記事は最終更新日から1年以上が経過しています。

「ドラキリュウ男女W優勝戦」は30日の最終日、第11Rで男子、第12Rで女子の優勝戦がそれぞれ行われた。

男子の優勝戦は3対3の枠なり。全艇が遅めの20台のスタートとなり、絶好枠の平尾崇典はインからコンマ25の慎重なS。抜群の舟足を誇る5号艇・吉村正明がスリット過ぎから伸びてきて、果敢にまくりに出た。これを冷静にブロックして先マイした平尾はバックで完全に逃走態勢。そのまま危なげなく逃げ切り、通算59回目のVを圧倒的な形で決めた。2着は1M展開を突いて浮上した6号艇・吉川喜継、3着には果敢に攻めた吉村が入線した。

優勝した平尾は昨年、地元児島のチャレンジCで悲願のSG初制覇を果たして賞金王決定戦に出場したが、今年は記念戦線で大スランプ。奇しくも今大会の前検日は、森高一真が優勝した津のチャレンジC優勝戦当日。賞金王カッパを着込んだ彼は「恥ずかしいね」とニヤッと笑ったが、やはりここに入れば無敵の強さ。初日6着大敗から怒濤の追い上げで、終わってみれば王道V。来年の逆襲に期待したい。

女子優勝戦も順当な決着。準優で寺田千恵三浦永理を破る大金星を挙げた1号艇・福島陽子がインからコンマ16のSで1Mを先マイ。すんなり逃げ切りかと思われたが、最内を差して上がってきた地元の松本晶恵がバックで追いすがって離れない。1周2M、2周1Mまで松本に追い上げられたが、2周2Mで完全に振り切って決着。2010年7月の戸田以来となる通算3回目の優勝を成し遂げた。2着は最後まで見せ場をつくった松本、3着には大瀧明日香が入った。

福島のパートナー23号機は複勝率33%という平凡機。序盤は全く目立たない足だったが、3日目にリング2本を交換すると目に見えて急上昇。最終的には寺田も「出ている」と認めるほどトップ級のパワーを出し、見事に結果につなげた。あと2節で現行エンジンは使い収めとなるが、この23号機にはぜひ注目だ。