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前節の優出エンジンが今節も威力を見せるのか。節イチを争った新地雅洋の41号機は近藤稔也の手へ渡った。「完全な伸び型ですね」と実戦向きかどうかは疑問を残したが、その伸びは早くも評判を呼んでいた。池永太が負傷帰郷で威力を見せ切れなかった40号機もかなりの動きだったが、これに乗る樋口喜彦が試運転で近藤に敗北。これだけで今節の活躍は十分予測できる。
優勝戦でFに散った桐本康臣が断然の成績で予選を走破した11号機は加藤啓太、V機は小林遼太と若手の伏兵へ渡った。つまり、主力であるドリーム組は前節苦戦したエンジンばかり。「中でも僕は重症かもしれない」と暗雲が立ち込めているのが高沖健太。特訓前からガンガンペラを叩いていたが「それでも行き足からなかった」と。様変わりがなかなか見込めない新エンジンの状況下にあって、打つ手は見つかるのか。
エンジンパワーランキング
【トップ級】
近藤稔也
【上位】
清水紀克、岡部哲、志道吉和、榎幸司、杉山正樹
【中堅】
渡邊伸太郎、鈴木博、加藤高史、野添貴裕、中村守成、藤生雄人、河合三弘、木村恒一、一宮稔弘、本部真吾、中村有裕、山本隆幸、樋口喜彦、丹下将、松竹大輔
【下位】
高沖健太、山田佑樹、高橋真吾
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連載期間は22年を超え、本誌最長連載コラムを更新中。問答無用に艇界を斬る論客へのファンは多い。
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