ボートレース琵琶湖

琵琶湖

地元番長・吉川昭男が気迫の速攻V!!

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「JLC杯」の優勝戦は、台風18号の影響で16日に予定されていたが中止、順延となり、翌17日に行われた。

レースは3対3の枠なり進入で開始されたが、スリット上では1、3、5の奇数艇がコンマ15で揃い、2、4、6の偶数艇がこれまたコンマ19で揃って、飛び石のように並ぶめずらしいスタート隊形となったが、ここからインの吉川が渾身のターンで先制。吉田一郎伊藤誠二の攻めは届かず、2コースから1番差しの井川正人が続き、その内を6コースから差した山本光雄が賢明に追う。バックで吉川が抜け出すと、焦点は2位争いに移り、名人位の井川か、あるいは山本が伸びて地元ワンツーとなるのか。しかし、この両者の競り合いを突いて後続の伊藤が2位に浮上。その後、今度は3位争いで井川と山本が激しく競り合って、最後は山本が3位でフィニッシュ。3連単は1-5-6で2,410円。

優勝した吉川は、これが今年2度目の優勝。地元びわこは8月のお盆戦にも出場し、3連勝発進など予選5勝と他を圧倒しながらも、準優勝戦は2着、優勝戦では4着と尻すぼみの結果に終わった。そしてリベンジを誓った今回の地元戦。前検日に引き当てたモーターは、なんと前回お盆戦と同じ21号機。「巻き返せと言われているようで、気合が入った」と、優勝インタビューで振り返った吉川は、誰よりもファンを大切にする選手。その表情は嬉しいというよりも、安堵の表情だった。