黒井達矢が逆転で予選トップ通過!

新鋭リーグ第20戦GⅢ「第21回蒲郡スピード王座決定戦」は予選全レースを終了。8日、第9～11Rで準優勝戦が行われる。予選ラストの勝負駆けは波乱の連続。V候補のひとりである松尾昂明がF。今節6人目の勇み足となった。

前日まで2位につけ、得点率トップの桑原悠を追う立場の黒井達矢は2着に終わったが、続く7Rで桑原が4着に敗れたため、逆転で黒井が11R1号艇の座をつかみとった。桑原は2位に後退し、残り1つの絶好枠を巡る争いは更に大激戦。3位～6位にいた面々も総崩れとなり、前日まで7位の森作雄大が得点率3位で9R1号艇の座を獲得した。森作は「1回乗りなのにまさかですね。準優の1号艇は初めてです」と驚きを隠せない様子だった。

準優は3番ともにやや波乱含み。節一足を誇っていた桑原も序盤の貯金がものをいって何とか2位に踏みとどまったが「この乗りづらさを何とかしないと、準優もどうなるか…」と険しい表情だった。ラストの11Rは絶好枠の黒井に対し、地元エース格の磯部誠が2コースから真っ向勝負を挑む形。黒井は予選終了後の3日目10Rのイン戦で大敗しているだけに、過信はできない。

予選道中は序盤こそ平穏な流れだったものの、中盤から荒れ出したように「難解な新鋭戦」の様相を呈している。

エンジンパワーランキング
【上位】
桑原悠、永田郁弥、南佑典
【中堅】
和田兼輔、永田秀二、松竹大輔、松尾昂明、黒井達矢、森作雄大、渡邉和将
【中堅】
磯部誠、尾嶋一広、上野真之介、金子賢志、本多宏和、後藤翔之、荒井翔伍、高野哲史、秋元哲、有賀達也
【下位】
武富智亮、宮野仁、中嶋達也