
多摩川
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「第6回蛭子カップ」4日目。雨は朝には上がり、レース前には10度付近まで気温は上昇。試運転を終えて「きょうは回らんね」と各選手が口にする気候に。
大激戦となっている今節。予選3日間終了時点で得点トップは山本隆幸だったが、前半8Rでスタート行ききれず1Mまさかの失敗で6着敗退。後がなくなった12Rでも1M差しに入れず4着に敗れた。この結果、前日得点トップだった山本がまさかの優出漏れに…。
これにより、優勝戦1枠争いはますます激戦。鈴木賢一も12Rで失敗し、10R1回乗りの向所浩二がこのレースを3着。上位陣がポイントを伸ばせなかったが、結局は向所が逆転でトップ通過を決めた。今節主役の山崎智也は調整が合わず、2走ともに凡走。賞金王となったばかりの男が、まさかの予選敗退となってしまった。
最後のイスをゲットしたのは三嶌誠司。11Rを1着で終えて結果待ちの状態だったが何とか間に合い、「ボクが乗らんと面白くならないでしょ、乗ったら前付けしますよ」とコメント。これで優勝戦は進入から面白い争いになりそうだ。
優勝戦メンバーの機力比較は1位・向所。低勝率機を感じさせない動き。伸びは周りの選手からも評判でトップクラス。出足も上昇傾向で、総合的にトップとみていいだろう。
2位・三嶌。伸びは至って普通。優勝戦に入ると中野次郎より上だが5番手評価。それでも出足、回り足はトップ。差し抜けられるレース足。3位・鈴木。行き足、伸びはトップクラス。自力で攻めて行ける仕上がり。ただターン の初動が安定せずに、たまに流れるレースがある。
4位・中島孝平。特長という特長はないが、伸び負けることもなくバランスは取れてる。合っている状態なら、ターン回りもまずまず。5位・矢後剛。伸びは中堅程度だが、かかり、舟の向きと悪くない。実戦型で一瞬の足は悪くない。展開が向けば割り差しも…。6位・中野。伸びが弱く中堅一杯。それでもレース足はかなり。外からでも差しての一瞬の足がいいので好位置にはつけられそう。
エンジンパワーランキング
【上位】
向所浩二、鈴木賢一、小野寺智洋、加藤峻二、山本隆幸、三嶌誠司
【中堅】
倉尾大介、高山秀雄、中島孝平、冨成謙児、中野次郎、吉田光、瀬尾達也、小野勇作、渡辺史之、村田孝雄、鈴木勝博、相原利章、河原順一、二瓶徹、陶山秀徳、松村康太、矢後剛
【中堅】
浜田博、西和則、中山雄太、山田亮太、大石和彦、大貫英治、野中義生、行谷吉範、武田信一、伊藤誠二、吉田宗弘、市橋卓士、大橋庸志、山崎智也、樋口喜彦、飯野秀樹
【下位】
齋藤達希、林明治、後藤隼之
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