ボートレース多摩川

多摩川

滝川真由子が初優勝へ王手!

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「24場対抗戦」4日目。男女それぞれのベスト6が決まる勝負駆けの1日。いつもとは採点が異なり、外枠で3着までに絡むと得点が多いシステム。それだけに、最後の最後まで優出者が読めず、伯仲のレースが続いた。

男子では、3日目終了時点で上位につけていた阿波勝哉坂口周が大きい着を取り、優勝戦の1号艇争いがもつれた。結果的に9R1回乗りの丸岡正典がきっちり1着で締め、逆転で1号艇をゲット。舟足に関しては「こんな出し方じゃ、賞金王にはなれない」と、不満たっぷり。それでも調整を諦めておらず、まだ上昇の余地を残している。年末の大舞台へ向けモチベーションは高いだけに、きっちりスタートを決めて人気に応えてくれるだろう。

モチベーションという点では今年現在V4の坂口。来年の総理杯の権利取りへ気合満点。「とにかく優勝したいんで、阿波さんがいるし、コース取りは色々考えます」と。展示から注目のひとりに。もちろん阿波は普段どおりに6コース発進。「新制度になって一番感触がいい」。伸びの爆発力はないがチルトを上げている割に出足が優秀で侮れない存在に。

男子優出者機力評価、1位・阿波。出足、回り足は評判。伸びも少しは出て行く。調整次第では伸びがもっとくる可能性もあり、展示に注目を。

2位・立間充宏。バランスのいい仕上がり。出足、行き足の安定感が光る。伸びは普通級。3位・青木幸太郎。行き足中心に強め。乗り心地が合っていれば出足もいい。

4位・荒井翔伍。回り足、出足はかなり。立間と似た足で伸びは目立つ感じはない。5位・丸岡。調整がまだ合い切ってなくターン後でロス。だが、ここがくれば足は全体に良くなるとの本人談。伸びは悪くない。6位・坂口周。先行すればいいが引き波があると弱い。もまれるとパワー面からやや不安。行き足はまずまず。

女子も得点上位につけていた津田裕絵永井聖美が崩れた。永井は3日目終了時点では2位だったが、まさかの優出漏れに…。津田は外枠2走と苦しい戦いだったが、何とか踏みとどまり、何とか4号艇での優出となった。トップ通過は大崩れのない走りでまとめた滝川真由子。これが3度目の優出で1号艇は初めて。「多分緊張すると思う」で、不安も抱える。出足、回り足は納得のレベル。問題はスタートで、スリットを全速で通過することができれば初優勝となるが…。2号艇には格上の山川美由紀。ずっと不安を抱えていた乗り心地がきただけに、逆転の可能性は十分ある。機の力を引き出しつつある中里優子も攻める位置の3コースなら怖い存在に。レース足いい津田、新田芳美や、合えば行き足はかなりのレベルになる魚谷香織もいて、大激戦の優勝戦となりそう。

女子優出者機力評価、1位・津田。序盤からレース足が光り、大崩れのない走り。バランスが良くて総合ではトップ。2位・中里。行き足は上位級で優勝戦スロー勢のなかでは少し出て行く足。スタートさえ決まればまくれそうだ。3位・魚谷。合った状態なら行き足、伸びはかなりのもの。ただやや足落ちの感。展示で出て行けばおもしろい存在。

4位・新田。出足、回り足、行き足と上位に迫る。行き足は本人も自信を持っている。伸びは普通級。5位・滝川真由子。伸びはやや劣勢。回り足、一瞬の足は良く、冷静に回れれば持ちそう。行き足は悪くないという程度。6位・山川美由紀。滝川と似ていて伸びはやや劣勢。乗り心地がきた分で、出足につながってきた。ターン力はあるが威張れる足ではない。

エンジンパワーランキング
【上位
男子)小野勇作、宇佐見淳、阿波勝哉 女子)坂咲友理、津田裕絵、中里優子
【中堅
男子)郷原章平、青木幸太郎、末永祐輝、荒井翔伍、中辻博訓、古田祐貴、立間充宏、山田竜一 女子)松村昌子、川野芽唯、宮地佐季、新田芳美、藤堂里香、喜井つかさ、魚谷香織、永井聖美、山下友貴、栢場優子、平田さやか、滝川真由子
【中堅
男子)坂口周、高橋正男、津留浩一郎、丸岡正典、島田賢人、北野輝季、松元弥佑紀、木場雄二郎、内田貴士 女子)山川美由紀、早坂こずえ、加藤綾、向井美鈴、森脇まどか、菅野はやか、小野生奈
【下位
男子)松本弓雄、長野壮志郎、須藤隆雄 女子)八島貴美子、茶谷桜