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桐生
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4日目は前日までのような強風は吹かず、1~2メートルの微風。ベタ水面、気温11~12℃という条件で準優3番勝負が争われた。
準優9Rは6号艇の須藤隆雄が前付けして2コースに入ったが、永田啓二がしっかりイン主張。抜群の足で注目された大野芳顕、原豊土、乃村康友は、いずれもスリットで後手に回って攻めきれず。コンマ04のトップSで先手を奪った永田が1M先マイして逃げ切った。1Mで原は転覆(責任)し、差して追走した大野が2着に入線した。
向かい風2メートルとなった準優10Rも内枠2艇が好S放った。インの濱崎誠が先に回って逃走。全速で回った3号艇の吉田慎二郎、差した2号艇の大場敏、割って入った5号艇・川原正明の3艇が並走する形となったが、2Mで吉田が脱落。川原と大場の壮絶な2着争いは2周2Mでやや先行した大場が3周1Mで川原を振り切った。
準優ラストの11Rは、6戦5勝で予選を勝ち上がったシリーズリーダーの石田章央がコンマ12のトップSから横綱相撲。差した山地正樹が2着に入ったが、「あれで差さらないんだから…」と白旗を掲げる完璧なレースであった。
優勝戦の機力相場は大野が断然。「全部の足が良くて完璧です」と胸を張り、節一級に仕上がっている。絶好枠の石田は「先に回れば問題ない」と出足の仕上がりは今節一番。大場も「調整は準優がベスト」という手応え。出足、回り足が出色の仕上がりだ。濱崎は行き足~伸び中心にいい。永田はバランスが取れた足だが、上とはやや差があり中堅上位といったところ。整備を尽くした山地は「変わってない」と優勝戦では劣勢。大野が横綱だとすると、石田と大場が大関、その下に濱崎、永田、山地と続く。これが現状の相場だろう。
進入争いも一筋縄ではいかなそう。ピット離れがいい大場は「(ピット離れで)出れば遠慮なく取りに行く」。山地は「今は何とも言えない」と煙を巻く。
余談になるが、今節は前検不合格が1選手(進藤侑)。転覆艇が相次ぎ、途中帰郷は下田哲也、寳田亮治、大町利克、深山祐二の4選手。追配で高山秀雄、小川知行が参戦した波乱含みの一節だった。
果たして、この荒れたシリーズを制するのは誰か?
エンジンパワーランキング
【トップ級】
大野芳顕
【上位】
大場敏、石田章央、宮地秀祈、乃村康友、先山健司
【中上級】
永田啓二、濱崎誠、金子貴志、原豊土、川原正明、嶋田貴支、井川真人、土屋昭、杉江浩明、小川知行、松浦勝、松岡晃司
【中堅】
間嶋仁志、吉田慎二郎、難波雄三、藤井定美、熊本英一、高山秀雄、柾田敏行、原田通雅、須藤隆雄
【中下級】
山地正樹、齋藤和政、藤井徹、金子猛志、森晋太郎
【下位】
寺本重宣
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