エース機・後藤正宗が初日連勝

初日は北からの向かい風と上げ潮がぶつかったことに加え航行船も多く通り、ややポチャついた中でのレースとなった。万舟券は2本飛び出したが、そのうちの1本はエース機の後藤正宗が6枠から突き抜けての高配当。1号艇は8連対と好枠勢が上々の結果を出し、配当的には穏やかだった1日といえそう。

初日に連勝を飾ったのはその後藤。初戦を6コースからまくり差しで制すると、後半の江戸川選抜もカドからトップスタートを決めてのまくり差しで連勝。エース機49号とタッグを組む今節だが、初日からそのパワーを存分に見せつけた形。後藤自身はまくり切れなかったことで「勝率を考えるともっと伸びても…」と不満顔だが、その分レース足は抜群といっていいレベル。スタート力も今節屈指だけに、このままシリーズを席巻してもおかしくないムードだ。

選抜戦は2着に敗れたものの、出畑孝典も初戦をカドから快勝するなど悪くない気配。鈴木賢一、下田哲也も気配的には問題なさそうで、今後も主力の走りに期待できそう。

一方で、地元の一瀬明は実戦足に課題を残し今後の調整がカギ。F2の北川潤二はスタートはとにかく我慢、道中勝負に活路を見出したいところ。選抜組以外では里岡右貴、中島友和の九州勢に、桑原将光、道見数成の地元勢、そして長谷川充あたりも気配は十分で2日目以降の注目選手となりそう。

エンジンパワーランキング
【超抜】
後藤正宗
【上位】
鈴木賢一、出畑孝典、中島友和、里岡右貴、下田哲也
【中堅】
小島幸弘、桑原将光、道見数成、三上泰教、深川和仁、長谷川充、本橋克洋、古賀宗勝
【中堅】
森貴洋、齋藤篤、河村了、一瀬明、川下晃司、小川時光、先山健司、北川潤二、長谷川親王、佐川正道、小澤和也、深澤勉、南佑典、浮田圭浩、片山友多加、金子猛志、高柳成聡、松本庸平、島田賢人
【中堅】
浅野由将、萩原篤、岩井繁、下河誉史、伸澤進、豊田泰洋、山崎善庸、宮野仁、尾形栄治、小林晋
【下位】
鈴木正人