川島圭司がV戦絶好枠を獲得

やや水面がポチャつく時間帯もあったが、4日目に続いて安定板がない中でのレースとなった今シリーズ5日目。この日は万舟券が2本飛び出したが、F艇が出た5R以外は1～3枠勢が勝ち星を独占とスロー勢有利の流れとなった1日だった。

深川真二と川島圭司の一騎打ちとなった優勝戦1枠を巡る争いだったが、2コースから3着に敗れた深川に対し、川島はインから02のスタートで逃げ快勝。着位数の差で川島がポールポジションの優勝戦1号艇を手にした。2枠以降も前日までのベスト6がそのまま優出、シリーズをリードした6人が順当にファイナルへコマを進めた。

優勝戦は1枠から川島、深川真二、赤岩善生、高塚、吉田光、石川の並び。インの川島に人気が集まりそうだが 、豪華メンバーがそろって激戦必至のファイナルバトルとなった。僅差で1枠を逃した深川だが「どこからでも勝つから枠はどこでもいい」と足には相当の自信。このレースに最速の全場制覇がかかる赤岩も、序盤は機出しに苦労したが「全体に底上げできて十分戦える」足に仕上げてきた。「最後に勝てればいいと思ってる。24場制覇したい」と偉業達成へ気合は十分だ。そして穴党注目は4号艇の高塚清一。吉田、石川の外枠勢が口をそろえて「高塚さんの隣がいい」というほどの強力伸びと、それを生かせるスタート力が今節の高塚にはある。本人からも「スタート行ってダメなら仕方ない」の言葉は、裏を返せばスタートだけは絶対に行くという姿勢の表れ? 川島がキャリア2度目のVとなるか、残る5選手が待ったをかけるのか…目が離せないファイナルとなった。

なお、5R1号艇の大久保信一郎がFのため欠場、小林泰が負傷のため途中帰郷となった。

エンジンパワーランキング
【超抜】
深川真二、川島圭司、高塚清一
【上位】
石川真二、吉田光
【中堅】
赤岩善生、海老澤泰行、矢崎誠一、赤羽克也、坂口貴彦、黒井達矢、富永修一、野末昌男、黄金井力良、久富政弘
【中堅】
土屋智則、山崎裕司、村越篤、中渡修作、森仁志、今出晋二、冨成謙児、平瀬城啓、櫻井誠、山本修次、齋藤和政
【中堅】
芦澤望、桂林寛、谷本幸司、原豊土、後藤博、中田友也、杉田篤光、田川晴美
【下位】
嶋田貴支、先山健司、村上橋蔵