トップ争いは田口節子に軍配!

3日目までトップ同率で激戦を繰り広げていた田口節子、日高逸子の争いは後半の直接対決までもつれた。好枠を味方に付けた田口がしっかり逃げて1位突破を決めた。「エンジンがいいですね、足も乗り心地もいい状態です」と完調宣言とも受け取れる言葉。田口は平成20年から3年間に渡り津の女子戦は4連覇中。優勝戦はすべて1号艇で乗艇して逃げ切っている。今回もその必勝パターンが見えてきたか。

2位に甘んじた日高は田口とは対照的に「ダメ、田口さんにも角(ひとみ)さんにも伸びられた」と課題を残したまま予選終了に…。それでも節間5勝、地力を改めて知らしめた今節だ。

残す1席は山川美由紀が確保。8月若松王座戦のドリーム組が順当に勝ち上がった結果となった。だが本命サイド濃厚とは言えない? 10R山川には減点を跳ね返して乗ってきた今期絶好調の細川裕子がいる。田口の12Rには宇野弥生。ともに視界から外れるダッシュ水域に構えるのがどうも嫌な予感…。

エンジンパワーランキング
【トップ級】
田口節子、長嶋万記
【上位】
香川素子、横西奏恵、土屋千明、平高奈菜、金田幸子、日高逸子
【中堅】
垣内清美、山川美由紀、角ひとみ、堀之内紀代子、加藤綾、池田浩美、細川裕子、櫻本あゆみ、守屋美穂、山下友貴、宇野弥生
【下位】
武藤綾子、渡辺千草、廣中智紗衣、鎌倉涼、中西裕子、西村めぐみ