琵琶湖
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安達裕樹が一分の隙もなくV
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「第34回さざなみ賞」の優勝戦が曇り空のもとで行われ、インから速攻決めた安達裕樹が、後続艇を大きく引き離しぶっちぎりで優勝。
レースはピット離れとともに、スタート展示同様、5号艇の山室展弘が前付けを敢行し2コースをうかがう。本番の並びもスタート展示と同様に内から152346となったが、2号艇で3コースに入った村田修次がボートを後方に引きカド位置を選択。優勝戦ではめずらしい2対4の隊形で優勝戦が開始された。
そこから安達は0.12のトップスタートを決めると、一分の隙もなく速攻態勢に入る。村田がカドからまくり敢行も届かず、この攻めで3号艇の宮迫暢彦はハンドルを切り最内へ切れ込む。山室はその両者の中間に進路を取るが、そこへ飛び込んで来たのが6コースからスタートも少し遅れ加減だった鈴木茂高。このまくり差しが角度も良く、2番手争いまで届くことに。すでに逃げた安達は独走態勢に入っていたが、次位争いは最内差した宮迫、まくり差しの鈴木、そして山室の3者で大激戦となる。
パワー面で明らかに劣勢な山室がまず脱落し、焦点は宮迫、鈴木のパワー対決となったが、鈴木がなんとか宮迫を振り切って2位を死守。人気の安達の優勝で幕を閉じたが、2着に6号艇の鈴木が入り、3連単は1万2780円と小波乱の結末となった。
中盤から5連勝で優勝した安達は、これが今年初優勝。最近は準優突破が厚い壁になっていて、今回が2度目の優出だった。