桐生
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新ペラ制度の提唱者・江口晃生が「節一V」へ王手!
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4日目までの悪天候とは一転し、5日目は好天に恵まれた。準優戦3個レースは気温20℃、べた水面という絶好のコンディションの中で行われた。
準優9Rは舟足上位の萬正嗣が評判通りの伸びを見せ、コンマ03のSから一気にまくり切った。インの秋山直之はまくられながらも持ち前の好旋回でなんとか2着に残して面目を保った。
準優で唯一のイン逃げ決着となったのが10R。4日目に「節一」を宣言した江口晃生は外勢の攻めを完封して1M先マイ。横綱相撲の押し切りで優勝戦ポールポジションを得た。2着に入線した品川賢次も相変わらず抜群の舟足。この日はヤマトのペラで出足とターン回りは上位級。大外枠の優勝戦では伸び傾向のナカシマのペラ投入もあるだけに注目だ。
準優11Rは3号艇の地元エース・山崎智也がピット離れで2コース。1Mで鋭い差しを入れて2M先取りして1着となった。加瀬智宏もインから応戦して2着に残した。
優勝戦のエンジン相場は1号艇の江口が頭一つ抜けている。他選手からも「江口さんにはかなわない」の声が出ており、堂々の節一。行き足~伸び中心に抜群で、先に回れば問題ないだろう。2号艇の山崎はブレーキの利き、かかりがいい。江口には及ばないものの、上位級の足に仕上がっている。
3号艇の萬も侮れない。準優のまくりを見れば分かるように、伸び型で舟の返りも抜群。荒れた展開になればチャンスは十分だ。4号艇の加瀬、5号艇の秋山は舟足は中堅。秋山は準優の萬に競り負けると「かなりエンジン差がありますね」。足勝負はできないが、艇界屈指の旋回力で一発を狙う。
大外枠に構えるのは今節話題の品川だ。伸びのナカシマのペラ、出足いいヤマトのペラを見事に使い分けてきた。本人は「ナカシマのペラ」もほのめかしており、最後の最後で大波乱を演出するかもしれない。
エンジンパワーランキング
【トップ級】
江口晃生
【上位】
山崎智也、品川賢次、萬正嗣
【中堅】
高山秀雄、橋本久和、柴田光、須藤隆雄、久田敏之、土屋千明、進藤侑、鈴木正人、宮内由紀英、須田秀一、今泉徹
【中堅】
加瀬智宏、藤生雄人、佐口達也、秋山直之、毒島誠、土屋智則、金子賢志、金澤一洋、長谷川充、中野秀彦、鳥居塚孝博、小川知行、亀山雅幸、鹿島敏弘、田中堅
【下位】
中里英夫、齋藤築夫、茂垣達也、國井隆、大貫英治、菊池峰晴、本橋克洋、加藤知弘