
桐生
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3日目は雨が降ったりやんだりのぐずついた天気となり、気圧がグーンと低下。この気象の変化が選手の頭を大いに悩ませた。ペラ小屋と水面を行き来する選手は決まり文句のように「回転が上がらない」「重たい…」のセリフを連呼した。3日目は逃げがわずか2本、前日に続いて道中の激しい競り合いが多く見られ、決まり手は「抜き」が4本でトップ。3連単の万舟券は5万円超え、3万円超えを含む4本と荒れた一日となった。
さて、3日目を終えて得点率トップに立ったのは、なんと伏兵の品川賢次だ。伸び中心に超抜に仕上がっており、枠によってヤマトとナカシマの両プロペラを使い分けている。2日目はナカシマのペラで直線が光り、3日目はヤマトに換え、一転して出足が抜群。新ペラ制度の見本となるような走りで4戦3勝、オール2連対でシリーズを牽引している。しかも、山崎智也や江口晃生らの主役勢を抑えての首位というのは大いに評価できよう。
得点率2位は加瀬智宏。調整に四苦八苦しつつも着をまとめている。3位タイは須藤隆雄と江口。この両者は上位級の舟足だ。5位の秋山直之は「まだ求める足とは程遠い」というが、持ち前の旋回力で着を稼ぐ。これもまた新ペラ制度ならではだろう。6位タイは山崎と萬正嗣。山崎はやや下降気味で、逆に萬はやや上向き。8位タイは橋本久和、柴田光、毒島誠の3人。いずれも抜群の舟足とは言えない。
足が急上昇したのは11位の久田敏之と14位タイの進藤侑だ。特に久田は3日目8Rで0台のSからまくり差し一閃。他の選手からも「久田は良くなっている」の声が聞こえてくる。13位タイの今泉徹も依然として抜群の足を維持している。
一方、記念レーサーの中里英夫は「このままじゃ厳しい足」と、現在12位に甘んじている。また、本橋克洋、菊池峰晴も相変わらず低調機に苦戦。機力の良しあしが完全に明暗を分けている印象だ。
準優進出ボーダーを6.00と想定すると、12位の中里までが無事故完走条件で当確という算段だ。
エンジンパワーランキング
【上位】
江口晃生、品川賢次、今泉徹、須藤隆雄
【中堅】
宮内由紀英、金澤一洋、須田秀一、橋本久和、山崎智也、萬正嗣、土屋千明、進藤侑
【中堅】
鈴木正人、中里英夫、加瀬智宏、高山秀雄、柴田光、長谷川充、中野秀彦、藤生雄人、鳥居塚孝博、佐口達也、小川知行、久田敏之、亀山雅幸、毒島誠、土屋智則、鹿島敏弘、金子賢志
【下位】
齋藤築夫、茂垣達也、國井隆、大貫英治、菊池峰晴、本橋克洋、加藤知弘、秋山直之、田中堅
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