桐生
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新制度ハマっている品川賢次
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初日に続いて雨模様。気温は15℃前後まで低下した。2日目で最も多かった決まり手は「抜き」で4本。道中逆転が続出し、3連単2万超え、3万超えも飛び出し、やや波乱含みの一日となった。
新プロペラ制度の2日目も依然として各選手の手探りの調整は続いた。藤生雄人、加藤知弘らはペラを大幅に叩き、逆に柴田光はペラには一切触らずに試運転で現状のペラの形に合った乗り方を体に染み込ませていた。また、久田敏之らは本体整備に着手。それぞれ自分なりの「正解」を探し、方向性を見出そうと四苦八苦している。
そんな中で舟足が光るのは伏兵・品川賢次だ。2日目4Rはヤマトのペラで2着、同8Rでは直線を求めてナカシマのペラに換えて1着。それも上位級に仕上がる江口晃生に競り勝った価値ある1着で、周囲からの注目を浴びている。もともと持ちペラ制時代からナカシマのペラを使っていた品川。現在は出足・回り足がいいヤマトと、直線がいいナカシマを併用しており、3日目以降も「内枠ならヤマト、外枠ならナカシマ」と枠によって使い分けていくようだ。ここまでオール2連対。新制度にバッチリはまっている。
江口は依然として行き足中心に好仕上がり。地元エースの山崎智也も全体的に上位級を維持している。
ほかでは橋本久和が「江口さんの方がちょっといいけど中堅上位ある」。佐口達也も手探りながらいい足をキープしている。
また、女流の土屋千明は行き足~伸びが強力。中野秀彦は「ノーハンマー」ながら中間足~伸びが上々。須藤隆雄も「僕好みの足で不満はない」とオール2連対と好成績だ。また、山崎と足合わせをしている萬正嗣も2日目は上積み。「楽しみが出てきた」と言い、期待が持てそうだ。
一方、本橋克洋、秋山直之、土屋智則は苦戦。特に秋山は「いい人とのエンジン差がありますね」と、今後も試行錯誤の調整が続きそうだ。
なお、2日目4Rの高山秀雄、同8Rの小川知行が不良航法で減点7となっている。
エンジンパワーランキング
【上位】
江口晃生、山崎智也、品川賢次
【中堅】
鈴木正人、金澤一洋、橋本久和、中野秀彦、佐口達也、今泉徹、須藤隆雄、萬正嗣、土屋千明
【中堅】
中里英夫、加瀬智宏、須田秀一、高山秀雄、柴田光、長谷川充、藤生雄人、鳥居塚孝博、加藤知弘、小川知行、久田敏之、亀山雅幸、進藤侑、毒島誠、鹿島敏弘、金子賢志
【下位】
國井隆、大貫英治、菊池峰晴、本橋克洋、秋山直之、土屋智則、田中堅