オール2連対の齊藤仁が得点率トップに立つ!

新プロペラ制度で始まったさつき杯もいよいよ予選ラスト、4日目はベスト18争いだ。ここまで初日からオール2連対の走りを展開している齊藤仁が得点率トップに立った。30.8％モーターだが、前節に塚田修二が優勝した上昇エンジン。前検から足がいいが、そこに乗り心地やターン回りもついてきて全体に上位の足。レースに集中できるのがいい。

2位は序盤3連勝した実戦向きで足がいい折下寛法と、さすが多摩川巧者と言わせるレースをしている三角哲男。3位なしで4位の位置には初日ファン選抜ドリームを制した濱野谷憲吾。2日目だけ外枠で3、4着だったが、他はしっかりとまとめている。

5位の熊谷直樹は伸びこそ普通より少し上だが、グリップ感はマズマズで「レースがしやすい」との事。6位の山田竜一は選手代表で忙しい中、普通の足でも乗り心地を生かしてうまく走っている。7位の飯山泰は以前の自分のペラの伸びがなく、逆に出足型。その出足はいいが、伸びは目立たない。8位は矢後剛、序盤2日間はA1勝負もあって周りもまだ出していなかったが、周りも徐々に合わせてきて目立たなくなっている。

9位の堤健一は快速モーター、待ちに待った新ペラ制度で力強い。10位も2日目気配良かったのが深水慎一郎。11位の池田雷太は初戦5着も2日目から2着3本。1着こそないが、行き足が安定しているのがいい。12位は森弘行、特に特長があっていい足なわけではないが、乗り心地は上々そうだ。同じく12位にドリーム組の中野次郎。初日4、6着、2日目からも2、2、3着と白星なし。道中も競り負けている。足自体は決して悪くないが、パンチがない。何とか合わせて上位で競ってもいいようにしたいところだが…。

なお、4日目より深澤達徳が家事都合により帰郷となった。

エンジンパワーランキング
【上位】
齊藤仁、堤健一、折下寛法
【中堅】
熊谷直樹、山田竜一、杉山貴博、三角哲男、田中豪、小林泰、大西英一、一瀬明、桑原淳一、森弘行、深水慎一郎、雨宮昌一、池田雷太
【中堅】
飯山泰、中野次郎、矢後剛、渡邉睦広、長畑友輔、長田頼宗、内堀学、三品隆浩、小林晋、岩谷真、佐藤雄治
【下位】
入澤友治、平井紀之