山崎智也、江口晃生が気配良好!

いよいよ当地でも新プロペラ制度がスタート。各選手は手探り状態での前検日となったが、ひと足先に浜名湖で新制度を体験済みのドリーム戦2号艇・江口晃生は「浜名湖とさほど変わりはない。エンジンがいい分、ちょっと班でも伸びました」と好感触を口にした。同節では優出(6着)と結果を出したが、今節も新制度提唱者としての意地を見せたいところ。まだペラは叩かず、本体を中心に作業を進めてから徐々に方向性を見出していくという。

ドリーム1号艇の山崎智也も「ペラを叩いてないけど、なんかいけそう」と手応えあり。乗れない選手が大勢いる中でも「むしろ乗りやすい」と言う。前節のびわこ「秩父宮妃杯」では持ちペラ制最後のVで集大成を飾ったが、新たな船出でも幸先のいいスタートが切れそうだ。

ほかでは佐口達也、藤生雄人、今泉徹、庄司樹良々が前検S特訓の班で強め。前検一番時計は金澤一洋がマークした。

一方、ドリーム組の中里英夫は乗りづらさを感じており、このままの状態では厳しそう。初日の立て直しが急務となる。ヤマト、ナカシマの2枚を試したドリーム戦3号艇の秋山直之もまだ感触ははっきりと把握できていない。こちらも初日以降の調整に注目だ。

新制度のほかにも、今節から2013年前期の級別審査がスタート。F持ち選手の足かせが取れ、スリットの熱い攻防も期待できる。また、次節のGI「開設56周年記念・赤城雷神杯」に出場する山崎、江口、中里、秋山らにとっては今節の位置づけは重要。そのあたりも頭に入れた上で各選手の動きを見ていきたい。

エンジンパワーランキング
【上位】
なし
【中堅】
江口晃生、山崎智也、佐口達也、藤生雄人
【中堅】
中里英夫、加瀬智宏、須田秀一、高山秀雄、橋本久和、柴田光、菊池峰晴、長谷川充、本橋克洋、早坂こずえ、鳥居塚孝博、小川知行、須藤隆雄、秋山直之、萬正嗣、土屋千明、亀山雅幸、進藤侑、毒島誠、土屋智則、鹿島敏弘
【下位】(中堅上位)
田嶋茂、茂垣達也