~福岡第10回クイーンズクライマックスシリーズ優勝戦展望~

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守屋美穂

トライアルファイナルが行われたプレミアムGI「第10回クイーンズクライマックス」、一方で準優勝戦が行われたGⅢ「クイーンズクライマックスシリーズ」。激闘を勝ち抜いた末、それぞれの優勝戦のメンバーが出揃いました。

それでは、今年最後の「実況アナの穴目八目」は、プレミアムGI「第10回クイーンズクライマックス」&「GⅢクイーンズクライマックスシリーズ」優勝戦展望をお送りします。

まず、クイーンズクライマックスシリーズの優勝戦展望です。メンバーは、①松本晶恵、②松尾夏海、③大橋栄里佳、④薮内瑞希、⑤堀之内紀代子、⑥高憧四季。これまでの実績面では文句ない松本選手が一歩も二歩も抜け出した存在です。人気の方も、相当集めることは間違いありません。隣の2コースは安定感十分の松尾選手がいますので、1-2-流のオッズは本命になるでしょう。

ただ、センター枠の大橋選手と薮内選手は繰り上がりでの出場組で、優勝戦での実績やスタートの安定性に「?」がつきます。そうなると、外ながら堀之内選手の爆発力は侮れません。スタートをバチっと決めてくると、一気に主導権を握る可能性が出てきます。また、今節の台風の目になっている高憧選手が、堀之内選手の仕掛けに乗って、突き抜けるシーンも魅力です。

したがって、クイーンズクライマックスシリーズ優勝戦のフォーカスは、5=6-流を軸に、5-流-6、6-流-5。あとは、押さえに5-1=2、5-1=3、5-1=4、5-2=3、5-2=4、5-3=4。堀之内選手のパンチ力を期待しての高配当狙いで勝負します。

続いて、クイーンズクライマックスの優勝戦展望です。メンバーは、①平高奈菜、②田口節子、③渡邉優美、④遠藤エミ、⑤守屋美穂、⑥平山智加。「平高選手のクイーンズクライマックス連覇なるか!?」が、最大の焦点になりそうです。

しかし、私の予想の軸に平高選手を入れないことは決めています。なぜなら、積極的な攻め手があまりにも多いからです。持ち前の速攻を武器に畳み掛ける田口選手、トライアル3度の1号艇で1度も1着を取れなかった悔しさをぶつける遠藤選手、さらに注目機「14」の底力を活かせずに鬱積がたまっている守屋選手。1周1マークでは田口選手vs遠藤選手vs守屋選手が優勝争いを操り広げていくと、私は読んでいます。

したがって、「クイーンズクライマックス」のフォーカスです。2=4-流、2=5-流、4=5-流の24点と幅広い狙い目で、今年最後の「実況アナの穴目八目」を締めたいと思います。

最後になりますが…。今年も、私・小林アナのコラム「実況アナの穴目八目」を読んで頂き、ありがとうございました。来年も、「実況アナの穴目八目」をよろしくお願い致します。コラムの読者の皆様、よいお年を過ごして下さい。

小林習之

1969年滋賀県大津市生まれ。千葉大学法経学部経済学科卒。1991年に三重テレビのアナウンサーとして入社。1年目に、津ボートレース展望番組「津ボートレースアワー(現・ボ〜っト見せちゃいます。津ぅ)」のMCを担当したのがボートレースとの出会い。1994年にフリーアナウンサーに。テレビ埼玉「レースダイジェストBACHプラザ(現・BACHプラザ)」総合司会やBOATRACE戸田の実況が本格的な公営競技アナウンサーのデビュー。ボートレースの師匠は、スポーツ報知若松担当の井上誠之記者(師弟関係は27年)。また、ボートレース以外はオートレース、高校スポーツ(野球・サッカー・ラグビー・春高バレー)、プロ野球、Jリーグ、海外サッカー(オランダ・ポルトガル)などの実況をこれまで担当。2019年1月、BOATRACE三国の正月開催「初夢賞」をもってレース場メイン担当のアナウンサーを引退。現在は、有限会社アップライトの経営者として後進の指導を中心にあたる。