石野貴之が最年少、最速での24場制覇

{{ good_count }}

この記事は最終更新日から1年以上が経過しています。

石野貴之

ボートレース下関の「オラレ下関オープン6周年記念 山口ヤクルト杯」で優勝した石野貴之が、史上30人目となる全24場制覇を達成。これまでの最年少記録は重野哲之の39歳15日だったが、石野は38歳3ヶ月での達成。史上最年少、最速のオマケ付きとなった。

石野はこれまで18年強の選手生活で、通算優勝回数は58回(SG8V、GI8V)で、下関を除く23場で1回以上の優勝を飾っていた。

特に下関が苦手というわけではないが、当地のあっせんは年に1、2回程度程度。出場機会が少ない上に、あっせんもSGやGIといったグレードレースがほとんど。今年は4月にGI、6月には一般戦で出場したが、ともに優勝はかなわなかった。

だが今年3度目となる今節はエース11号機を相棒に、予選をオール2連対でトップ通過。全場制覇については常々「特に何も気にしていない」と素っ気なく語っていたが、準優も危なげなく押し切り、王道Vへのレールを自ら敷いた。

大阪支部の偉大な先輩である王者・松井繁田中信一郎は23場制覇とリーチ中だが、ひと足お先に達成した石野。昨年のMVP男が、新たな勲章を手に、年末へと勢いを加速させる。