灯台
{{ good_count }}
この記事は最終更新日から1年以上が経過しています。
書店で魅力的な本を見かけて手にとった。
というとなにか心あたたまるストーリーが始まるようだが、わたしは商売柄しょっちゅう書店に通い新刊書を漁っているだけで、こういう行動にあまり情緒はない。その本はたまたま面陳(本が平台ではなくて棚にあり、表紙を見せて立て掛けてあるのを「めんちん」と言います)になっていて、通路を歩いているときに発見し、ぱっとカゴに入れた。『海と灯台学』文藝春秋刊。
続きはスタンダードコース
入会でご覧になれます。
渡邊十絲子(わたなべとしこ)。東京都出身。主婦にして詩人。生涯一競艇客という立場を貫き、問答無用に艇界を斬る気鋭の論客でもある。代表著書は詩を読むための手引書「今を生きるための現代詩」(講談社現代新書)、書評集「新書七十五番勝負」(本の雑誌社)など。