【現地コラム】苦手意識の克服へ 馬場貴也がさらなる高みを目指す/常滑・BBCトーナメント

ボートレース常滑のPGI「第6回BBCトーナメント」は3日目が終了。26日の12Rに決勝戦が行われる。

3日目11、12Rでは決勝戦進出をかけた準決勝戦が行われ、ともに白熱したレースとなった。

11Rは4カドからコンマ13のスタートを決めた毒島誠が仕掛けて行くが、3コースの上條暢嵩に阻まれる。インの前田将太は1Mでターンを外し、そこを5コースから白井英治が差し切った。「スタートして余裕がありましたね」と白井。それでも「外枠が続いていたので回転を抑えて伸び寄りにしていた分、足に不満なところはあった。ペラを叩き変えます。叩き変えれば軽快さが出ると思います」と決勝戦に向けてより完璧さを求めた。

12Rはスリット通過後から磯部誠と菅章哉がガリガリやり合う中で、1号艇の茅原悠紀が一気逃げを決めた。2着は2M小回りを決めて抜け出した寺田祥。3着は馬場貴也となった。あみだマシーンで再び1号艇が決まった茅原は「仕上がりは微妙」としながらも、「1号艇ばかりきているんで、それで割とスタートはできています」と仕掛けのタイミングはバッチリ。優勝戦に向けて「頑張ります！」と簡潔に答えた。

煮え切らない様子だったのは馬場だ。22年のダービーを制すなど本来は得意としているはずの当地だが、今回は「いつもの常滑と違いますね。いつも調整が合うんですけど、今節は合わない」と首をかしげる。決勝戦の4枠には「グランプリ4枠で失敗してますし、今後の課題にしています。しっかりと克服したい」と昨年のグランプリトライアル2ndで失敗した苦い記憶を糧に、さらなる高みを目指す。ファイナルはうっぷんを晴らせるかにも注目したい。

決勝戦の出走表はこちら 常滑12R