石渡鉄兵
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8月のボートニュースまとめ~ナイターSG準優勝戦12R試行、福岡メモリアルで爆穴~

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一部ナイターSG・GIで予選、準優を12Rまで実施

ナイターレースはこれまで新聞社の締め切り時間を配慮し、レースグレードに関わらず準優は9~11Rで実施。予選も最終12Rまで行われなかったが、10月の蒲郡ダービーを皮切りに、11月の若松周年、12月の丸亀周年、来年1月の下関周年の4開催で試験的に準優を10~12R、4日目の予選も最終12Rまで行うことが決まった。来年度以降は、この4開催の結果を受けてどうするのかが決まる。

新聞は一般的に地方用の早版、都市部用の遅版があり、早版の締め切りは夜10時前後。これまでは早版に記事が間に合うよう、配慮がなされていた。その一方でミッドナイトレースは早版には間に合わないので、最初から予選は12Rまで、準優は10~12Rで行われていたわけだ。ただ、大村のミッドナイトは12Rの締め切りが22時50分になったので、今度は場の事情により準優が9~11Rに変更されている。

福岡ボートレースメモリアルで25万円舟券

8月27日の福岡ボートレースメモリアル最終日11R特別選抜A戦で、SGの3連単高額配当としては歴代2位となる25万5150円(117番人気)が飛び出した。

優勝戦のひとつ前のレースだったが、雨が降り名物のうねりが出ていた難水面。横一線のスタートから3コースの松井繁がツケマイに出たがうねりに足元をすくわれ、内側の艇が難渋している隙に大外の石渡鉄兵が角度のいいまくり差し。大峯豊が差して続き、大接戦になった3着争いは西山貴浩が松井に競り勝った。2連単も30番人気の4万2110円というビッグ配当だった。

これまでの最高配当は19年7月の常滑オーシャンカップで濱野谷憲吾が6コースから勝った時の30万4770円。SGにおける20万円以上の配当は4回になった。

貫地谷直人が23年目の初優勝

8月1日の江戸川で貫地谷直人がインから逃げて、6回目の優出で念願の初優勝を飾った。デビューから22年9ヶ月目での初優勝は、歴代13番目となる難産の末の初優勝。

この節の貫地谷は好エンジンを手にして前検一番時計をマーク。予選は7位で通過して準優は4号艇から1着突破。予選トップの池永太が準優で2着と敗れ予選8位の安東幸治が1着だったので優勝戦の1号艇が回ってきた。優勝戦ではその池永の猛追を受けながら、何とか逃げ切った。

ちなみに貫地谷という珍しい名字は広島を中心に全国で6世帯しかなく、全て親戚。女優の貫地谷しほりも親戚だという。