白井英治、21年こそ師匠の悲願を

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白井英治

グランプリを制し、タイトルを総ナメした峰竜太の独壇場とも言えた2020年。峰の天下はこのまま続くのか、それとも強豪の巻き返しがあるのか。そこでグランプリ&グランプリシリーズに出場した面々に20年を振り返ってもらうと同時に、21年の目標を掲げてもらった。数回に分けてお届けするが、トップは白井英治だ。

2020年は賞金ランキング9位で、5年連続でグランプリに出場を果たした。そのグランプリ、1stこそ1、3着で勝ち上がったが、2ndで無念の敗退。

「レースだから仕方ないが、エンジンは本当に良かった。4枠とかでも優勝戦に乗ることができていたら、すごくチャンスがあったんだけどね」と、エンジンは大威張りだっただけに、優出漏れを悔やんだ。

1年間を通しては15優出で優勝5回。SGで2優出、GIは下関65周年を制するなど、1年を通じて安定した成績を残した。それでも「やっぱり最後、グランプリ優勝戦の6人に残れていないんだから、いい1年だったとは言えない」と話す。

10月に引退した師匠・今村豊。「師匠が成しえなかったグランプリを獲りたい。21年はもっと強い白井英治を見せたい」。師匠の思いを受け継いだ白井が、来年こそ悲願を達成してみせる。