守屋美穂、課題はイン戦

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守屋美穂

蒲郡チャレンジカップが終了し、グランプリ(GP)出場18人、クイーンズクライマックス(QC)出場12人が出そろった。

女子は守屋美穂が今夏のレディースCを制した女王・平山智加を約30万円差で逆転して1位通過。LCCは優勝戦1号艇で6着に敗れたが、自身初の賞金1位で、大みそか決戦に臨むことになった。守屋は初日トライアルは12Rに1号艇で登場。2日目以降は枠番抽選とはいえ、初日に大きなアドバンテージを得ておきたいところだ。

ただ、そんな守屋に気になることが…。それが「イン戦」だ。

守屋はLCC、多摩川レディースCと女子ビッグレースで立て続けに優勝戦1号艇で"飛んで"しまった。しかもこの2回だけでなく、5月の三国オールレディース、8月の宮島ヴィーナスでも優勝戦1号艇で敗退。優勝戦1号艇は実に4連敗中だ。

直近6カ月のイン戦でも34戦24勝で1着率は70.5%。守屋クラスの実力を考えると物足りない数字だ。実際、クイーンを争う平山や平高奈菜は優勝戦1号艇で7連勝中。"決定力"で明らかな違いを見せつけている。

とはいえ、守屋も決してイン戦が苦手なわけではない。19年に芦屋GⅡMB大賞を制した時は、その前後でイン戦22連勝を記録し、1着率も90%を超えていた。5月の三国で敗れるまでは、優勝戦1号艇で6連勝中と、むしろ圧倒的強さを誇っていた。

どこで歯車が狂ってしまったのか、トラウマになってしまったのか。いずれにしても守屋の"無冠"返上には、イン戦の成功率アップが必要不可欠。最終決戦まで残り1カ月弱。賞金1位のプライドを胸に、リズムアップを図る。