支部移籍によって花開いた選手

{{ good_count }}

この記事は最終更新日から1年以上が経過しています。

原田幸哉

<!--

原田幸哉】-->

先日の蒲郡ダービーで、史上二番目の高齢SG初優出を果たした石川真二。この選手は長らく愛知支部に在籍していたが、40歳を過ぎてから福岡支部へ移籍している。蒲郡はかつての純ホームだった。ちなみに2008年に江戸川53周年を制しているが、この時は江戸川が工事中で蒲郡での代替え開催だった。

支部を移籍する選手は、以前は強豪選手の中にも相当数いた。その代表例が“艇王”こと彦坂郁雄で、静岡から東京へ移った後に空前の様々な記録を作っている。また高山秀則と渡辺義則はともに、大阪から福岡支部(住所は宮崎)へ移ってからSGレーサーとなっている。

平成以降ではそれほど多くないが、矢後剛が彦坂郁雄と同じく静岡→東京。東京に移籍しながら、かつてのホーム・浜名湖で総理大臣杯を手にした。この矢後と同期の間嶋仁志は大阪から三重に移ってA1常連へ。そして記念でも穴屋として名を馳せてきた。

最近のケースで大きな話題になったのが、愛知から長崎に移った原田幸哉。沖縄に家族で移住したが、支部は奥さんの実家がある長崎を選んだという。また若手では安河内将が代表例だろうか。東京から佐賀へ移ってA1へ昇級、9月のヤングダービーで優出3着など活躍が目覚ましい。

女子選手の場合は、結婚などがきっかけで支部を転籍するケースが非常に多い。西村めぐみ(現姓本部/東京→三重)・岩崎芳美(福岡→徳島)、寺田千恵(福岡→岡山)、滝川真由子(愛知→長崎)など、移籍後に女子王座に就く選手が次々と現れている。

ちなみに、異なる支部でSGを制した選手はこれまでまだ現れていない。前出の原田にはぜひそれを成し遂げてもらいたいものだ。