~実況アナの穴目八目~

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吉川昭男

午後から下り坂の天候で、モーター調整に苦しんでいる選手が多かった予選3日目。プレミアムGI「第23回マスターズチャンピオン」は、明日(22日)予選最終日を迎えます。

予選後半戦に突入して、徐々にイン逃げが決まるシーンも目立ってきて、ファンにとっても買いやすい状況になりつつあります。それでも、9Rで吉川元浩選手が天野晶夫選手にジカまくりを浴びたりするなど、想定できない場面を目の当たりにすることも少なくありません。加えて、初日のドリームメンバーは、地元の今垣光太郎選手とF2ながら奮戦中の濱野谷憲吾選手だけが好調で、他の4選手は機力が仕上がっておらず、V戦線の一角に残れない様相になってきています。

予選最終日に関しては、「コース取りが激しくなるか?」と「勝負駆けの選手がいるか?」をしっかりと見極めることが、舟券の勝利を掴む大事なポイントです。当たり前と言えば当たり前なのですが、いざ当日を迎えると、調子の良し悪しで自分の予想のペースを崩すことが結構あります。

あとは、天候です。予選3日目の今日(21日)は5Rより安定板装着のレースでした。しかし、明日(22日)の天候は午前中は曇り、午後から晴れという予報で、これだと安定板をつくことはありません。予選最終日の1号艇のメンバーは、勝負駆けの選手が多く並んでいます。ただ、外枠にコースを動く選手を配置しているメンバー構成のレースもあります。吉川昭男選手(2R)、赤岩善生選手(3R)、石川真二選手(4R)、山地正樹選手(7R)は、特に要注意です。そして、終盤の10R・11R・12Rの6号艇(魚谷智之選手・角谷健吾選手・天野選手)は、好機を活かしたレースが光っています。

小林習之

1969年滋賀県大津市生まれ。千葉大学法経学部経済学科卒。1991年に三重テレビのアナウンサーとして入社。1年目に、津ボートレース展望番組「津ボートレースアワー(現・ボ〜っト見せちゃいます。津ぅ)」のMCを担当したのがボートレースとの出会い。1994年にフリーアナウンサーに。テレビ埼玉「レースダイジェストBACHプラザ(現・BACHプラザ)」総合司会やBOATRACE戸田の実況が本格的な公営競技アナウンサーのデビュー。ボートレースの師匠は、スポーツ報知若松担当の井上誠之記者(師弟関係は27年)。また、ボートレース以外はオートレース、高校スポーツ(野球・サッカー・ラグビー・春高バレー)、プロ野球、Jリーグ、海外サッカー(オランダ・ポルトガル)などの実況をこれまで担当。2019年1月、BOATRACE三国の正月開催「初夢賞」をもってレース場メイン担当のアナウンサーを引退。現在は、有限会社アップライトの経営者として後進の指導を中心にあたる。