~鳴門BBCT決勝戦展望~

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瓜生正義

3日目の準決勝戦は、11Rで3着争いが写真判定になるなど、激戦に次ぐ激戦が繰り広げられました。そして、3代目のボートレースバトルチャンピオントーナメントの覇者を決める戦いが、7日に行われます。

それでは、今回の「実況アナの穴目八目」のコラムは、プレミアムGI「第3回ボートレースバトルチャンピオントーナメント(略称・BBCT)」決勝戦展望をお送りします。

決勝戦のメンバーは、①瓜生正義濱野谷憲吾丸野一樹白井英治峰竜太遠藤エミ。第1回ウィナーの田村隆信選手のように、最後にシールをめくった瓜生選手の枠番が1号艇だったあたり、「残り物には福がある」という言葉がぴったり当てはまる抽選結果になりました。

6選手のモーターの素性を考えると、遠藤選手がメンバーの中でやや上というのが私の評価です。ただ、抜け出す存在はいないので、大きな差はないというのが正直な感想です。

絶好枠の瓜生選手にとって、鳴門は昨年夏のオーシャンカップのリベンジ戦になります。さらに、来年春の大村ボートレースクラシックの出場権をまだ手にしていないこともあって、かなりの気合で臨んでくる筈です。

一方、次回のボートレースバトルチャンピオントーナメントの舞台はBOATRACEびわこ(令和5年1月開催)。したがって、丸野選手と遠藤選手は相当な思いで決勝戦に立ち向かっていきます。ただ、遠藤選手はコースが遠いので、厳しい状況になりそう…。一方、丸野選手は乾坤一擲(けんこんいってき)のまくり差しを狙うチャンスが十分あります。したがって、私・小林アナの決勝戦のフォーカスは、本線が1-3-流の4点。穴は、3-1=流の8点をお奨めします。

小林習之

1969年滋賀県大津市生まれ。千葉大学法経学部経済学科卒。1991年に三重テレビのアナウンサーとして入社。1年目に、津ボートレース展望番組「津ボートレースアワー(現・ボ〜っト見せちゃいます。津ぅ)」のMCを担当したのがボートレースとの出会い。1994年にフリーアナウンサーに。テレビ埼玉「レースダイジェストBACHプラザ(現・BACHプラザ)」総合司会やBOATRACE戸田の実況が本格的な公営競技アナウンサーのデビュー。ボートレースの師匠は、スポーツ報知若松担当の井上誠之記者(師弟関係は27年)。また、ボートレース以外はオートレース、高校スポーツ(野球・サッカー・ラグビー・春高バレー)、プロ野球、Jリーグ、海外サッカー(オランダ・ポルトガル)などの実況をこれまで担当。2019年1月、BOATRACE三国の正月開催「初夢賞」をもってレース場メイン担当のアナウンサーを引退。現在は、有限会社アップライトの経営者として後進の指導を中心にあたる。