~SG第68回ボートレースダービー・準優勝戦展望~

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馬場貴也

V候補の予選敗退が目立ったBOATRACE平和島のSG「第68回ボートレースダービー」。予選4日間が終わり、明日(30日)準優勝戦が10Rから12Rまで行われます。

それでは、今回の「実況アナの穴目八目」は、SG「第68回ボートレースダービー」準優勝戦展望をお送りします。

まず、準優勝戦・第10Rの展望です。メンバーは、①秦英悟平本真之桐生順平前本泰和松井繁丸野一樹。実績機「49」の力強さを生かした秦選手が、準優の1号艇を手にしました。進入については、123カド456か12345カド6に落ち着くでしょう。

ただ、予選3日目まで首位だった平本選手や桐生選手の勢いを見ると、平和島水面の特性を利にする可能性は十分あります。さらに、F2の松井選手はスタートについて?がつくので、6コースでも丸野選手が展開を引き寄せて、優出争いの一角に絡んでくる楽しみがあります。

それでは、準優・10Rのフォーカスです。本線は、2-6=流・3-6=流。穴は、6-2=流・6-3=流。高配当狙いでいきます。

続いて、準優勝戦・第11Rのメンバーは、①濱野谷憲吾辻栄蔵深川真二深谷知博江口晃生馬場貴也。このレースが、準優3レースの中でコース争いが一番興味を惹く一戦になります。

進入は、深川選手と江口選手の回り込みが必至で、135カド246が濃厚です。そして、頭争いは地元の濱野谷選手とエース機候補の深川選手に加え、予選で外枠を力走した馬場選手がどこまで食い込んでくるか!?この点が、勝敗のカギを握ります。

したがって、準優・11Rのフォーカスは、1-6=流・3-6=流。穴で、6-1=流・6-3=流。馬場選手を絡めた狙いを推奨します。

最後に、準優・12Rのメンバーは、①峰竜太白井英治古澤光紀山口剛松田大志郎上野真之介。予選最終日の6号艇を1着でクリアした峰選手が、堂々と得点率トップに躍り出ました。

進入予想は、123カド456。峰選手の首位不動の確率は90%でしょう。唯一、峰選手が敗れるとしたら、2コースから奇襲を仕掛ける白井選手。平和島ならではの光景が見られるかもしれません。そして、ドリーム戦で2着だった上野選手のモーターパワーは軽視出来ません。配当的にも妙味がありますし、2着・3着の軸として、私は上野選手の名前を挙げます。

小林習之

1969年滋賀県大津市生まれ。千葉大学法経学部経済学科卒。1991年に三重テレビのアナウンサーとして入社。1年目に、津ボートレース展望番組「津ボートレースアワー(現・ボ〜っト見せちゃいます。津ぅ)」のMCを担当したのがボートレースとの出会い。1994年にフリーアナウンサーに。テレビ埼玉「レースダイジェストBACHプラザ(現・BACHプラザ)」総合司会やBOATRACE戸田の実況が本格的な公営競技アナウンサーのデビュー。ボートレースの師匠は、スポーツ報知若松担当の井上誠之記者(師弟関係は27年)。また、ボートレース以外はオートレース、高校スポーツ(野球・サッカー・ラグビー・春高バレー)、プロ野球、Jリーグ、海外サッカー(オランダ・ポルトガル)などの実況をこれまで担当。2019年1月、BOATRACE三国の正月開催「初夢賞」をもってレース場メイン担当のアナウンサーを引退。現在は、有限会社アップライトの経営者として後進の指導を中心にあたる。