小林アナは大渦大賞の実況中

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菅章哉

BOATRACE鳴門で開催中のGI「大渦大賞開設68周年記念競走」は、予選2日間が終了しました。通常なら、レギュラーで実況をしている桃井雄也アナウンサーが喋るのですが、新型コロナのワクチン接種(2回目)による休暇を取得しているため、予選3日目までは私・小林習之アナが実況を担当しています。3年ぶりの大渦大賞の実況で、ややリズムを掴むのに苦戦していますが…。予選3日目も、ファンの方に熱いレースの雰囲気を伝えていきますので、よろしくお願い致します。

それにしても、今回の大渦大賞で最もインパクトを与えるレースをファンに提供しているのが、地元の菅章哉選手です。1走目は、2コースからまくって、白石健選手の差しを許しての2着スタート。そして、2走目はお馴染みのチルト3度にして、コンマ02のスタートからグイグイ艇を伸ばしての1着。人気薄の選手が2着・3着にきたので、3連単の配当が26,350円と穴党ファンにとってはたまらない結果となりました。

そして、16日の予選2日目のレースの中で、最終のドリーム戦と肩を並べるほどの注目を集めたのが、「菅章哉選手vs初日ドリーム戦ウイナー・峰竜太選手」がレーステーマとなった6R。レースの詳細はリプレイで見てほしいのですが、1周1マークと2周1マークで峰選手に真っ向勝負で立ち向かう菅選手の雄姿に、実況席にいた私も感動しました。舟券購入の有無、当たった外れたとか関係なく、是非動画で見てもらいたい!!とにかく、このレースに出会えたことに運命を感じましたし、実況させてもらったことに感謝の気持ちでいっぱいなのが正直な思いです。

ちなみに、売上金額でもいかにファンの心を引き寄せるレースだったことが伺えます。6Rの売り上げが1億1150万4100円。前後の比較をすると、5R・7257万7500円、7R・6548万3000円。菅選手と峰選手が同じレースになったことで、これだけ購買意欲が沸くことに、ただただ脱帽です。

予選3日目の菅選手は、6R・3号艇の1回走りです。菅選手が、再びチルト3度から期待に応える一撃を放てるか!?を、私は今から楽しみにしています。明日のお昼は、お時間のある方はボートレース鳴門のライブを見てください。

小林習之

1969年滋賀県大津市生まれ。千葉大学法経学部経済学科卒。1991年に三重テレビのアナウンサーとして入社。1年目に、津ボートレース展望番組「津ボートレースアワー(現・ボ〜っト見せちゃいます。津ぅ)」のMCを担当したのがボートレースとの出会い。1994年にフリーアナウンサーに。テレビ埼玉「レースダイジェストBACHプラザ(現・BACHプラザ)」総合司会やBOATRACE戸田の実況が本格的な公営競技アナウンサーのデビュー。ボートレースの師匠は、スポーツ報知若松担当の井上誠之記者(師弟関係は27年)。また、ボートレース以外はオートレース、高校スポーツ(野球・サッカー・ラグビー・春高バレー)、プロ野球、Jリーグ、海外サッカー(オランダ・ポルトガル)などの実況をこれまで担当。2019年1月、BOATRACE三国の正月開催「初夢賞」をもってレース場メイン担当のアナウンサーを引退。現在は、有限会社アップライトの経営者として後進の指導を中心にあたる。