~実況アナの穴目八目~

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石野貴之

準優勝戦は、最後の最後に予選得点トップ通過した寺田祥選手が優出漏れするという大波乱で終わったSG「第56回ボートレースクラシック」。そして、優勝戦に駒を進める6選手が決定しました。

それでは、今回はBOATRACE福岡で開催されているSG「第56回ボートレースクラシック」優勝戦展望をお送りします。

優勝戦メンバーは、①石野貴之篠崎仁志稲田浩二守田俊介湯川浩司毒島誠。予選2位通過で、準優・11レースでしっかりと人気に応える走りを見せた石野選手が、初のクラシック制覇に王手をかけることになりました。

とにかく、近況は絶不調な状況が続き、B級落ちのピンチに一時追い込まれた状況だった石野選手。しかし、今回は前検から手ごたえの良さを口にして、モーターもしっかりと仕上げ、あっという間に今年最初のSGタイトル奪取のチャンスが巡ってきました。

今日(27日)の準優勝戦も、カド位置からパワフルに攻めてきた前本泰和選手を受け止めて、しっかりと逃げ切りました。私が見ても、準優で石野選手のインが一番堅いと読んでいましたし、万全のレース体制が作り上げられたと断言できます。

そうなると、2着&3着争いは誰か!?に絞られることになります。私は、センター筋の2人(稲田選手・守田選手)の攻撃から展開ができる湯川選手か毒島選手の浮上が狙い目になってきそうです。

したがって、優勝戦のフォーカスは、1-5-流と1-6-流の8点が本線にして、押さえに1-2-5と1-2-6の2点を付け加えておきます。

最後に、今回のボートレースクラシックは転覆などの事故がいつものSGより多く、途中帰郷する選手も多くいました。最終日は、無事故でレースが終わることを願っています。

小林習之

1969年滋賀県大津市生まれ。千葉大学法経学部経済学科卒。1991年に三重テレビのアナウンサーとして入社。1年目に、津ボートレース展望番組「津ボートレースアワー(現・ボ〜っト見せちゃいます。津ぅ)」のMCを担当したのがボートレースとの出会い。1994年にフリーアナウンサーに。テレビ埼玉「レースダイジェストBACHプラザ(現・BACHプラザ)」総合司会やBOATRACE戸田の実況が本格的な公営競技アナウンサーのデビュー。ボートレースの師匠は、スポーツ報知若松担当の井上誠之記者(師弟関係は27年)。また、ボートレース以外はオートレース、高校スポーツ(野球・サッカー・ラグビー・春高バレー)、プロ野球、Jリーグ、海外サッカー(オランダ・ポルトガル)などの実況をこれまで担当。2019年1月、BOATRACE三国の正月開催「初夢賞」をもってレース場メイン担当のアナウンサーを引退。現在は、有限会社アップライトの経営者として後進の指導を中心にあたる。