~実況アナの穴目八目~

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白井英治

地区選手権は、東海・近畿・九州で既にウイナーが決まり、残す3地区の優勝戦も続々と行われます。

それでは、今回はBOATRACE徳山で開催されているGI「第64回中国地区選手権競走」優勝戦展望をお送りします。

優勝戦メンバーは、①茅原悠紀大上卓人原田篤志白井英治寺田千恵上平真二。シリーズリーダーの白井選手が準優勝戦・12Rで2着となり、茅原選手にファイナルの絶好枠が回ってくることになりました。なお、進入想定は123/456の枠なりになると読んでいます。

徳山は、4大会前の地区選を制覇し、昨年5月の67周年記念でもVと抜群の相性を誇る茅原選手。しかし、明日の徳山は風が強い1日という予報が出ています。圧倒的な予選での戦いを見せた白井選手が、荒れ水面だった準優で原田選手に差しを許したりと、想定できないレースシーンが生まれる可能性は十分あります。したがって、茅原選手がインから王道に逃げを決められるかは、微妙な状況としか言いようがありません。

それでは、茅原選手を逆転する候補は誰かにポイントが絞られます。1人は、まだGI制覇をしていない大上選手。もう1人は、カド想定の白井選手です。静水面なら、茅原選手がすんなりと勝つと思いますが、強い風が吹く中では波乱の予感が漂います。ちなみに、白井選手が勝つと4度目の地区選Vになりますが、中国地区4ボートレース場制覇とコンプリートになります。

小林習之

1969年滋賀県大津市生まれ。千葉大学法経学部経済学科卒。1991年に三重テレビのアナウンサーとして入社。1年目に、津ボートレース展望番組「津ボートレースアワー(現・ボ〜っト見せちゃいます。津ぅ)」のMCを担当したのがボートレースとの出会い。1994年にフリーアナウンサーに。テレビ埼玉「レースダイジェストBACHプラザ(現・BACHプラザ)」総合司会やBOATRACE戸田の実況が本格的な公営競技アナウンサーのデビュー。ボートレースの師匠は、スポーツ報知若松担当の井上誠之記者(師弟関係は27年)。また、ボートレース以外はオートレース、高校スポーツ(野球・サッカー・ラグビー・春高バレー)、プロ野球、Jリーグ、海外サッカー(オランダ・ポルトガル)などの実況をこれまで担当。2019年1月、BOATRACE三国の正月開催「初夢賞」をもってレース場メイン担当のアナウンサーを引退。現在は、有限会社アップライトの経営者として後進の指導を中心にあたる。