~実況アナの穴目八目~

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田村隆信

「実況アナの穴目八目」の読者の皆様、あけましておめでとうございます。昨年は、新型コロナ感染拡大の影響で、私はボートレースに対する姿勢を原点に戻って考えさせられる1年となりました。今年も、新型コロナ感染拡大は広がる一方で、BOATRACE戸田で1月8日から無観客開催になることが決定するなど、まだまだ厳しい状況が続いています。とにかく、1日でも早く感染拡大が収束し、何の障害もなくボートレースを楽しめることはファンの誰もが願っていることです。

さて、正月開催が終わって、最初の注目シリーズとしてすっかり定着してきた「ボートレースバトルトーナメント」。3日間の短期決戦は、早くもファイナルに駒を進めた6選手が決定しました。

それでは、今回の「実況アナの穴目八目」のコラムは、「ボートレースバトルトーナメント」ファイナル展望をお送りします。

ファイナルのメンバーは、①片岡雅裕一柳和孝柳沢一渡邉和将中田元泰田村隆信。ちなみに、このレースの優勝者は12月にBOATRACE鳴門で開催されるプレミアムGI「第3回ボートレースバトルチャンピオントーナメント」(通称・BBCT)の優先出場権を獲得することになります。

そうなると、一番このタイトルを欲しいと思っているのが、2日目の復活戦で1着を取り、勝ち上がり抽選で当たりと引いた田村選手です。6号艇という不利な枠ですが、機力面では決してヒケをとらないと私は見ています。また、進入は123/456の枠なりが濃厚なものの、田村選手が動く可能性も捨てきれません。通常なら、イン想定の片岡選手の主導権獲りが軸になってくるものの、トリッキーな田村選手が鳴門のBBCT出場権獲得に向け、貪欲に攻めてくることを十分考えられます。

そこで、私のフォーカスは本線を1-6=流の8点。穴目に6-流-流。田村選手に対しての期待を籠めた狙い目を挙げておきます!!

小林習之

1969年滋賀県大津市生まれ。千葉大学法経学部経済学科卒。1991年に三重テレビのアナウンサーとして入社。1年目に、津ボートレース展望番組「津ボートレースアワー(現・ボ〜っト見せちゃいます。津ぅ)」のMCを担当したのがボートレースとの出会い。1994年にフリーアナウンサーに。テレビ埼玉「レースダイジェストBACHプラザ(現・BACHプラザ)」総合司会やBOATRACE戸田の実況が本格的な公営競技アナウンサーのデビュー。ボートレースの師匠は、スポーツ報知若松担当の井上誠之記者(師弟関係は27年)。また、ボートレース以外はオートレース、高校スポーツ(野球・サッカー・ラグビー・春高バレー)、プロ野球、Jリーグ、海外サッカー(オランダ・ポルトガル)などの実況をこれまで担当。2019年1月、BOATRACE三国の正月開催「初夢賞」をもってレース場メイン担当のアナウンサーを引退。現在は、有限会社アップライトの経営者として後進の指導を中心にあたる。