~実況アナの穴目八目~

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高田ひかる

 ボートレースの大晦日決戦に向けて、女性レーサー達の激闘が展開されているBOATRACE浜名湖プレミアムGI「第9回クイーンズクライマックス/GⅢQCシリーズ」。いよいよ、明日(30日)は、クイーンズクライマックスがトライアルの最終予選、シリーズ戦は準優勝戦を迎えます。

 それでは、今回の「実況アナの穴目八目」は、私・小林アナのクイーンズクライマックスシリーズ・準優勝戦展望をお送りします。

 まず、準優・第8レースの展望です。メンバーは、①山川美由紀谷川里江塩崎桐加三浦永理金田幸子樋口由加里。進入は、枠なりの123/456に収まるでしょう。

 シリーズ戦で出ているモーターで、19号機を手にした選手がシリーズを大きくリードすると言われていました。その注目機を引き当てたのが、過去に4度のレディースチャンピオンを制した山川選手。予選ラストが5着だったので、得点トップになりませんでしたが、準優1枠組にしっかりと名前を連ねました。

 今回、機力面で準優3レースの中で山川選手の軸が一番堅いと、私は読んでいます。そして、対抗候補一番手は、スピード戦に持ち込む塩崎選手。フォーカスは、1-3=流の8点に絞って勝負します。

 次に、準優・9レースのメンバーは、①山下友貴竹井奈美渡邉優美水野望美堀之内紀代子富樫麗加。ここも、進入は123/456の枠なりで落ち着くと見ました。

 予選ラストの1号艇でインから1着を取れば、得点トップが決まっていた山下選手。しかし、結果は3着…。山下選手自身にとって、悔しい結果に終わりました。

 さて、ここは隣にモーターパワー良好の竹井選手やカド想定から攻めてくる水野選手の存在がいて、山下選手がインから盤石な逃げを打てるかは微妙な状況です。

 ここは、2コースから捲っても差しても主導権を握れる竹井選手を軸に狙い目を挙げていきます。外枠の堀之内選手や富樫選手もチャンスは十分です。したがって、ここは2=4-流と2-5-流、2-6-流と手広く高配当狙いのフォーカスで勝負します。

 そして、最後の準優・10レース。メンバーは、①海野ゆかり池田浩美長嶋万記平田さやか大瀧明日香高田ひかる。ここも、進入予想は枠なりの3対3が濃厚です。

 混戦の得点トップ争いを勝ち抜いた海野選手。ただ、しっかりと機力をまとめての予選首位通過の印象が強く残ります。むしろ、パワー面で脅威の存在になるのが、減点を克服しての18番目に準優入りを果たした高田選手。ツキもあるので、絶対に侮れない存在です。

 したがって、最後の準優のフォーカスは海野選手から高田選手の2・3着を本線に、1-6=流。大穴は100円流しでもいいので、6-流-流をプッシュします!!

 なお、次回の「実況アナの穴目八目」は、プレミアムGI「第9回クイーンズクライマックス/GⅢQCシリーズ」の優勝戦展望をお送りします。

小林習之

1969年滋賀県大津市生まれ。千葉大学法経学部経済学科卒。1991年に三重テレビのアナウンサーとして入社。1年目に、津ボートレース展望番組「津ボートレースアワー(現・ボ〜っト見せちゃいます。津ぅ)」のMCを担当したのがボートレースとの出会い。1994年にフリーアナウンサーに。テレビ埼玉「レースダイジェストBACHプラザ(現・BACHプラザ)」総合司会やBOATRACE戸田の実況が本格的な公営競技アナウンサーのデビュー。ボートレースの師匠は、スポーツ報知若松担当の井上誠之記者(師弟関係は27年)。また、ボートレース以外はオートレース、高校スポーツ(野球・サッカー・ラグビー・春高バレー)、プロ野球、Jリーグ、海外サッカー(オランダ・ポルトガル)などの実況をこれまで担当。2019年1月、BOATRACE三国の正月開催「初夢賞」をもってレース場メイン担当のアナウンサーを引退。現在は、有限会社アップライトの経営者として後進の指導を中心にあたる。