~実況アナの穴目八目~
{{ good_count }}
この記事は最終更新日から1年以上が経過しています。
【新田雄史】
暦の上では秋なのに、真夏のような熱気の中で激闘が展開されているBOATRACE下関。SG「第66回ボートレースメモリアル」は予選4日間が終了し、準優勝戦に駒を進めた18選手が決定しました。
それでは、今回の「実況アナの穴目八目」は、私・小林アナのSG「第66回ボートレースメモリアル」・準優勝戦展望をお送りします。
まず、準優・第9レースの展望です。メンバーは、①菊地孝平②市橋卓士③谷村一哉④湯川浩司⑤馬場貴也⑥太田和美。コース取りは、枠なりの123/456で落ち着くとは思いますが、6号艇の太田選手がスタート展示でもしコースを動くようなら、1236/45や12346/5という進入もあり得ます。
前検日、実績モーター21号機を菊地選手が手にした時に、私は優勝戦までは進出してくると思っていました。したがって、持ち味のスタートとモーターパワーをマッチさせ、菊地選手の単不動と読んでいます。相手候補は、ラッキーからの戦いになる馬場選手の2着・3着に絞ります。したがって、フォーカスは1-5-流の8点ですいかんなく発揮して、面でも文句なしの評価は遠藤選手。
次に、準優・10レースは、①新田雄史②白井英治③石渡鉄兵④桐生順平⑤松井繁⑥羽野直也。ここも、機力面で1枚も2枚も上である新田選手の軸になることが仕方ありません。あとは、松井選手が外枠で勝負をかけてコース動いてくるか!?がポイントになります。
もし、進入が125/346や152/346になると、節一パワーを誇る石渡選手の一撃の可能性が高まります。最終的に、進入が123/456や12345/6も十分に考えられますが、ここは新田選手のイン逃げを軸にした狙い目と石渡選手のパンチ力を生かした狙い目を挙げておきます。
それでは、フォーカスです、枠なりなら、1-2-356と1-356-2の6点。石渡選手からは、羽野選手絡みの3-6-流で高配当勝負をします。
そして、最後の準優・11レースのメンバーです。①寺田祥②吉川元浩③峰竜太④片岡雅裕⑤仲谷颯仁⑥中澤和志。5戦4勝、2着が1本とほぼ完璧な内容で得点トップの座に就きました。
しかし、3号艇に峰選手の存在が脅威になることはいうまでもありません。さらに、外枠から1周1マークを突き抜けるパワーを秘める仲谷選手の存在は気になります。寺田選手のボートに少しでも艇先がかかれば、逆転の可能性は十分あります。
私の狙いは、寺田選手が逃げ切れば、相手は外からのまくり差しで浮上する仲谷選手の2・3着。そして、峰選手と仲谷選手の頭から配当面を加味した狙い目をお奨めします。
それでは、フォーカスです。本線は、1-5=流の8点。そして、押さえで3-1-流、3-5-流、5-1-流、5-3-流で勝負します。
なお、次回の「実況アナの穴目八目」は、SG「第66回ボートレースメモリアル」優勝戦展望をお送りします。
1969年滋賀県大津市生まれ。千葉大学法経学部経済学科卒。1991年に三重テレビのアナウンサーとして入社。1年目に、津ボートレース展望番組「津ボートレースアワー(現・ボ〜っト見せちゃいます。津ぅ)」のMCを担当したのがボートレースとの出会い。1994年にフリーアナウンサーに。テレビ埼玉「レースダイジェストBACHプラザ(現・BACHプラザ)」総合司会やBOATRACE戸田の実況が本格的な公営競技アナウンサーのデビュー。ボートレースの師匠は、スポーツ報知若松担当の井上誠之記者(師弟関係は27年)。また、ボートレース以外はオートレース、高校スポーツ(野球・サッカー・ラグビー・春高バレー)、プロ野球、Jリーグ、海外サッカー(オランダ・ポルトガル)などの実況をこれまで担当。2019年1月、BOATRACE三国の正月開催「初夢賞」をもってレース場メイン担当のアナウンサーを引退。現在は、有限会社アップライトの経営者として後進の指導を中心にあたる。