~実況アナの穴目八目~

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峰竜太

インの強さが必ずしも感じられない今回のグランドチャンピオン。BOATRACE宮島で23日に開幕した「SG第30回グランドチャンピオン」は、準優勝戦のメインに5日目の競走が明日行われます。

それでは、今回の「実況アナの穴目八目」は、私・小林アナの第30回グランドチャンピオン・準優勝戦展望をお送りします。

まず、準優・第10レースの展望です。メンバーは、①上野真之介羽野直也瓜生正義坪井康晴福来剛前本泰和。6号艇に地元の前本選手がいることで、進入争いは流動的です。162/345や126/345、1236/45など、枠なりには収まらないと見ています。

それでも、エース機・72号機を相棒に、上野選手が他を蹴散らすレース運びに持ち込むでしょう。スタートでよっぽどのミスをしない限り、先制攻撃を仕掛けると読んでいます。相手は、SG戦線で久々の復活を見せている羽野選手と機力充実の坪井選手。穴予想はなく、1-2-346と1-4-236の6点に絞った狙い目です。

次に、準優・11レースは、①徳増秀樹新田雄史松井繁岡崎恭裕守田俊介西村拓也。こちらは、進入は123/456の枠なりに落ち着きそうです。節一級のパワー戦で、予選トップ通過を決めた徳増選手が、不動の頭の軸として推すのみです。10レースよりも、穴になる可能性は想像できないアクシデントが起こらない限り、私は思い浮かびません。次位候補も、好脚ぶりが目立つ新田選手。3連単の舟券からは外れる可能性は低いと見ています。フォーカスは、1-2-346と1-346-2の6点。1-2-3と1-2-6を厚めに勝負します。

小林習之

1969年滋賀県大津市生まれ。千葉大学法経学部経済学科卒。1991年に三重テレビのアナウンサーとして入社。1年目に、津ボートレース展望番組「津ボートレースアワー(現・ボ〜っト見せちゃいます。津ぅ)」のMCを担当したのがボートレースとの出会い。1994年にフリーアナウンサーに。テレビ埼玉「レースダイジェストBACHプラザ(現・BACHプラザ)」総合司会やBOATRACE戸田の実況が本格的な公営競技アナウンサーのデビュー。ボートレースの師匠は、スポーツ報知若松担当の井上誠之記者(師弟関係は27年)。また、ボートレース以外はオートレース、高校スポーツ(野球・サッカー・ラグビー・春高バレー)、プロ野球、Jリーグ、海外サッカー(オランダ・ポルトガル)などの実況をこれまで担当。2019年1月、BOATRACE三国の正月開催「初夢賞」をもってレース場メイン担当のアナウンサーを引退。現在は、有限会社アップライトの経営者として後進の指導を中心にあたる。