~実況アナの穴目八目~

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吉川元浩

チャレンジカップから息つく間もなく、一昨日(28日)から始まった新設シリーズ「プレミアムGI第1回ボートレースバトルチャンピオン(BBC)トーナメント」は、準決勝に駒を進めた12選手が決まりました。1回戦、準々決勝と舟券に絡めなくなった瞬間に敗者となるBBCトーナメントは、選手個々の勝負強さがカギを握っていきます。したがって、この1年で地力を秘めた選手が勝ち上がるシーンが多く、準決勝の2レースはSGクラスに匹敵するメンバーの対決となりました。

それでは、今回の「実況アナの穴目八目」は、私・小林アナの第1回BBCトーナメント・準決勝展望をお送りします。

まず、準決勝・第11レースの展望です。メンバーは、①吉川元浩瓜生正義赤岩善生井口佳典田村隆信太田和美。チャレンジカップ不出場で、このBBCトーナメントが休み明けとなった吉川選手が、1回戦⇒準々決勝と1号艇を生かしてのレース運びで、準決勝の1号艇を手にしました。進入は、123カド456の枠なりに落ち着きそうですし、吉川選手は自分のペースでスタートを踏み込めるかが最大の焦点です。そして、カド想定の井口選手も1周1マークの攻めっぷりに注目してしまうのですが、そうなると井口選手の隣にいる田村選手の動向が気になります。機力面で安定感を誇っているので、チャレンジカップの再現で上位争いの一角に加わる可能性が出てきます。

小林習之

1969年滋賀県大津市生まれ。千葉大学法経学部経済学科卒。1991年に三重テレビのアナウンサーとして入社。1年目に、津ボートレース展望番組「津ボートレースアワー(現・ボ〜っト見せちゃいます。津ぅ)」のMCを担当したのがボートレースとの出会い。1994年にフリーアナウンサーに。テレビ埼玉「レースダイジェストBACHプラザ(現・BACHプラザ)」総合司会やBOATRACE戸田の実況が本格的な公営競技アナウンサーのデビュー。ボートレースの師匠は、スポーツ報知若松担当の井上誠之記者(師弟関係は27年)。また、ボートレース以外はオートレース、高校スポーツ(野球・サッカー・ラグビー・春高バレー)、プロ野球、Jリーグ、海外サッカー(オランダ・ポルトガル)などの実況をこれまで担当。2019年1月、BOATRACE三国の正月開催「初夢賞」をもってレース場メイン担当のアナウンサーを引退。現在は、有限会社アップライトの経営者として後進の指導を中心にあたる。