~実況アナの穴目八目~

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田村隆信

「SG第22回チャレンジカップ」準優勝戦は、イン逃げ3連発と順当な結果でした。ただ、地元の毒島誠選手が意地を見せての優出を決めるなど、一層盛り上がりが高まる優出メンバーになったことは間違いありません。

それでは、今回は「SG第22回チャレンジカップ」と、同時開催の「GⅡ第6回レディースチャレンジカップ」の優勝戦展望をお送りします。

まず、「SG第22回チャレンジカップ」の優勝戦メンバーは、①石野貴之、②濱野谷憲吾、③平本真之、④井口佳典、⑤毒島誠、⑥田村隆信。3年ぶりのチャンレンジカップ制覇を目指す石野選手が、堂々と優勝戦のポールポジション枠を掴み取りました。

これまでの石野選手のSG戦線の戦いを振り返ると、シリーズリーダーとしての戦いは抜群の安定感があります。そうなると、万全の体制で他を寄せ付けない運びになることが濃厚です。したがって、インの石野選手の頭を信頼せざるを得ません。

ただ、2着・3着の攻防は拮抗しそうです。枠のいい濱野谷選手や平本選手、さらにカド想定の井口選手の次位争いに人気は集まりそうですが、私の2着・3着の軸は迷いなく田村選手です。自信あるコメントが続々と出ていますし、準優も外からの全速戦は鮮やか過ぎました。

それでは、チャレンジカップの優勝戦のフォーカスです。1-6=流の8点、特に1-6=3を厚めに勝負です。

続いて、5日間の予選が行われた「GⅡ第6回レディースチャレンジカップ」の優勝戦展望です。メンバーは、①松本晶恵、②守屋美穂、③遠藤エミ、④魚谷香織、⑤平高奈菜、⑥日高逸子。地元の松本選手が絶好枠で、かなりの人気を集めそうです。私の狙い目も松本選手は軸ですが…。逆転候補の筆頭で挙げたいのが平高選手。減点を跳ね除けた勢いは軽視できません。V争いにも加われる可能性も十分あります。本線は、1-5=流ですが、5-1-流と5-流-1は押さえでお奨めします。

小林習之

1969年滋賀県大津市生まれ。千葉大学法経学部経済学科卒。1991年に三重テレビのアナウンサーとして入社。1年目に、津ボートレース展望番組「津ボートレースアワー(現・ボ〜っト見せちゃいます。津ぅ)」のMCを担当したのがボートレースとの出会い。1994年にフリーアナウンサーに。テレビ埼玉「レースダイジェストBACHプラザ(現・BACHプラザ)」総合司会やBOATRACE戸田の実況が本格的な公営競技アナウンサーのデビュー。ボートレースの師匠は、スポーツ報知若松担当の井上誠之記者(師弟関係は27年)。また、ボートレース以外はオートレース、高校スポーツ(野球・サッカー・ラグビー・春高バレー)、プロ野球、Jリーグ、海外サッカー(オランダ・ポルトガル)などの実況をこれまで担当。2019年1月、BOATRACE三国の正月開催「初夢賞」をもってレース場メイン担当のアナウンサーを引退。現在は、有限会社アップライトの経営者として後進の指導を中心にあたる。