~実況アナの穴目八目~

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田村隆信

今日のBOATRACE鳴門は、5メートルを超える強い追い風が吹き続けた影響で、最初の3レースはイン逃げが決まったものの、4レースから11レースまでインが敗れ続ける波乱の場面が続出…。また、配当面でも4レースから7連続で3連単万舟券が飛び出し、本命党にとっては苦しみを味わう1日となりました。

それでは、今回のコラムは、私・小林アナの「GI大渦大賞開設66周年記念競走」優勝戦展望をお送りします。

優勝戦メンバーは、①田村隆信篠崎元志菊地孝平太田和美徳増秀樹峰竜太。準優勝戦に駒を進めた地元・徳島支部3人のうち、予選トップ通過の田村選手だけが優出し、ポールポジション枠を掴み取りました。

「SGを制するよりも、地元の大渦大賞のタイトルを取ることが悲願」と、普段から口にする田村選手。今日の準優勝戦・12レースも、強い追い風でインの選手が負け続けている状況の中、トップスタートを決めての逃げ切り勝ちと、地元ファンに「大渦大賞を勝つ」という気迫を前面に見せつけました。これまでにない強い気持ちで臨んでいる田村選手が、明日の優勝戦で堂々としたレースを披露して、表彰式の舞台で笑顔を見せてくれることを、誰もが思っている筈です。

それでは、私・小林アナの優勝戦のフォーカスです。当然、田村選手の首位不動です。そして、田村選手が勝つときは人気薄の選手を引き連れての好配当になることが多いので、1-5-流、1-6-流の8点に絞ります。

今回、私は実況もしませんし、表彰式のMCも担当しません。一ファンとして、水面際で生のレースを観戦します。是非、お時間のある方はBOATRACE鳴門に足を運んで頂き、田村選手の貫禄あふれる走りを一緒に堪能しましょう。

小林習之

1969年滋賀県大津市生まれ。千葉大学法経学部経済学科卒。1991年に三重テレビのアナウンサーとして入社。1年目に、津ボートレース展望番組「津ボートレースアワー(現・ボ〜っト見せちゃいます。津ぅ)」のMCを担当したのがボートレースとの出会い。1994年にフリーアナウンサーに。テレビ埼玉「レースダイジェストBACHプラザ(現・BACHプラザ)」総合司会やBOATRACE戸田の実況が本格的な公営競技アナウンサーのデビュー。ボートレースの師匠は、スポーツ報知若松担当の井上誠之記者(師弟関係は27年)。また、ボートレース以外はオートレース、高校スポーツ(野球・サッカー・ラグビー・春高バレー)、プロ野球、Jリーグ、海外サッカー(オランダ・ポルトガル)などの実況をこれまで担当。2019年1月、BOATRACE三国の正月開催「初夢賞」をもってレース場メイン担当のアナウンサーを引退。現在は、有限会社アップライトの経営者として後進の指導を中心にあたる。