~実況アナの穴目八目~

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重成一人

「SG第65回ボートレースメモリアル」準優勝戦は、最後の11レースで大波乱…。得点トップの峰竜太選手をはじめ、篠崎仁志選手、吉田拡郎選手がフライングという結果になりました。私自身もBSで「BOATRACE LIVE」の中継を視ていましたが、何とも言えない複雑な気分になってしまったことは言うまでもありません。

それでは、今回のコラムは、私・小林アナの「SG第65回ボートレースメモリアル」優勝戦展望をお送りします。

優勝戦メンバーは、①毒島誠前本泰和菊地孝平石野貴之重成一人桐生順平。峰選手の戦線離脱で、ボートレースメモリアル連覇を狙う毒島選手に、優勝戦のポールポジション枠が回ることになりました。

これまで、SGでの毒島選手の戦いを振り返ると、一度掴んだチャンスは必ずモノにする傾向があります。連覇に対する気負いもないですし、イン最強の大村水面が優勝への大きな後押しになります。穴のパターンを私もいろいろ考えましたが、現実的でない展開ばかりが浮かんできました。したがって、ここは逆らわずに、毒島選手を不動の軸として推奨します。

そして、2着・3着の軸を誰に置くか?に焦点は絞られますが、予選後半から着々と上位級のパワーに仕上がった重成選手を私は狙います。フライング艇に囲まれた準優・11レースで、2コースからコンマ01に踏みとどまった強運は、優勝戦で見せ場を提供する予感が漂います。さらに、外枠になった時に展開をとらえる技量や追い上げるシブとさは天下一品です。3連単の配当面も十分期待出来ますので、今回の優勝戦のフォーカスは1-5=流の8点で勝負します!!

小林習之

1969年滋賀県大津市生まれ。千葉大学法経学部経済学科卒。1991年に三重テレビのアナウンサーとして入社。1年目に、津ボートレース展望番組「津ボートレースアワー(現・ボ〜っト見せちゃいます。津ぅ)」のMCを担当したのがボートレースとの出会い。1994年にフリーアナウンサーに。テレビ埼玉「レースダイジェストBACHプラザ(現・BACHプラザ)」総合司会やBOATRACE戸田の実況が本格的な公営競技アナウンサーのデビュー。ボートレースの師匠は、スポーツ報知若松担当の井上誠之記者(師弟関係は27年)。また、ボートレース以外はオートレース、高校スポーツ(野球・サッカー・ラグビー・春高バレー)、プロ野球、Jリーグ、海外サッカー(オランダ・ポルトガル)などの実況をこれまで担当。2019年1月、BOATRACE三国の正月開催「初夢賞」をもってレース場メイン担当のアナウンサーを引退。現在は、有限会社アップライトの経営者として後進の指導を中心にあたる。