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【重成一人】
今年の地区選のスタートだった「GI第65回九州地区選手権競走」は、桑原悠選手がまくり一撃でGI初制覇という波乱の結末になりました。優勝戦前の特別選抜A戦でも、古澤光紀選手が人気集中の峰竜太選手を破り、3連単19,900円を叩きだした大荒れの流れが、そのまま優勝戦まで続くことになりました。それにしても、準優で披露していた破格のパワーを優勝戦でも見せつけた桑原選手の凄さに、私はただただ驚きしかありません。
さて、私・小林アナの優勝戦展望は、BOATRACE鳴門で行われている「GI第62回四国地区選手権競走」です。
優勝戦のメンバーは、①重成一人②興津藍③市橋卓士④河野大⑤三嶌誠司⑥竹田吉行。準優勝戦は、ポールポジション枠の選手が順当に勝ち上がり、内枠勢に四国地区の実力者が勢揃いしました。また、河野選手と竹田吉選手はGI初優出を果たし、チャレンジャーとしての戦いぶりも見逃せません。
最終日の鳴門の天気予報は曇り。気温も準優日とあまり変わりなく、風は2メートルから3メートルと穏やかな水面になりそうです。このような水面コンディションだと、イン有利に運ばれる可能性が高くなります。重成選手が、2度目の四国地区選Vに向け、優位な状況に立っていることがいえます。
波乱の目はないか???私が一番の穴目に推奨したいのが、2コースから果敢に攻め切る興津選手。そのまくりに乗じて、差しで迫る市橋選手。重成選手が3連単の一角から外れると、高配当の期待も高まります。
それでは、フォーカスです。本命は、1-2-345と1-3-245の6点。高配当狙いは、2=3-145を軸に、2-145-3と3-145-2を押さえでやや点数を増やしての狙い目を推奨します。
次回の「実況アナの穴目八目」は、ナイター開催の「GI第62回近畿地区選手権競走」の優勝戦展望をお送りします。
1969年滋賀県大津市生まれ。千葉大学法経学部経済学科卒。1991年に三重テレビのアナウンサーとして入社。1年目に、津ボートレース展望番組「津ボートレースアワー(現・ボ〜っト見せちゃいます。津ぅ)」のMCを担当したのがボートレースとの出会い。1994年にフリーアナウンサーに。テレビ埼玉「レースダイジェストBACHプラザ(現・BACHプラザ)」総合司会やBOATRACE戸田の実況が本格的な公営競技アナウンサーのデビュー。ボートレースの師匠は、スポーツ報知若松担当の井上誠之記者(師弟関係は27年)。また、ボートレース以外はオートレース、高校スポーツ(野球・サッカー・ラグビー・春高バレー)、プロ野球、Jリーグ、海外サッカー(オランダ・ポルトガル)などの実況をこれまで担当。2019年1月、BOATRACE三国の正月開催「初夢賞」をもってレース場メイン担当のアナウンサーを引退。現在は、有限会社アップライトの経営者として後進の指導を中心にあたる。
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