~実況アナの穴目八目~

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峰竜太

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峰竜太】-->

「SG第33回グランプリ」は、ついに明日(24日)最終日を迎えます。グランプリシリーズの準優勝戦は順当な勝ち上がりでしたが、グランプリのトライアル2ndはコース取りから激しい攻防が繰り広げられ、誰がファイナルの1号艇を手にするのか!?手に汗握る戦いが続きました。

それでは、前回もお伝えしましたように、今回は私・小林アナの「SG第33回グランプリ」の優勝戦展望をお送りします。

まず、グランプリシリーズの優勝戦からです。メンバーは、①平尾崇典石野貴之新田雄史山田康二中野次郎湯川浩司。湯川選手が優出したことで、コース争いはすんなりいかない雰囲気が漂います。123456の全艇スローや、1236/45、12346/5と湯川選手の動向によって、レースの流れは変わっていきそうです。

それでも、ここまで安定感を誇る平尾選手がインから先行体制を形成する可能性は高いと読んでいます。ここは、平尾選手のイン逃げ不動を軸にして、相手候補の1番手にはスリット戦で切れがいい中野選手。配当面でも、中穴レベルが期待できることを加味して、フォーカスは1-5=流の8点に絞ります。

そして、グランプリの優勝戦展望です。メンバーは、①峰竜太井口佳典白井英治岡崎恭裕毒島誠菊地孝平。トライアル2ndの最終予選で渾身のまくり差しを決め、グランプリ制覇に最も近い位置に座ることになりました。ただ、6号艇に菊地選手が入ったことで、グランプリシリーズ以上にコース争いは混とんとしそうです。

キーとなるのが、2号艇になった井口選手。菊地選手がコースを取りにいけば、毒島選手も合わせていくことも考えられます。12356/4を第1予想にしていますが、156/234や162/345、126/345と考えるとキリがないくらい、様々な見解が出ていきます。

ここは、トライアル2ndで未勝利だったものの、トップ級のパワーを誇る白井選手が、どのコースになっても1周1マークを自在に抜け出すと私は予想しています。フォーカスは、3日間の鬱憤(うっぷん)を晴らす白井選手の頭固定で、3-流-流の20点で狙っていきます。

近況のグランプリ優勝戦はイン逃げが続いていますが、今回はコース取りも含めて、波乱の決着になると予感がしています。希望としては、最後のグランプリは穴党ファンが笑顔になる結末になることを願って、実況をしているBOATRACE三国でワクワクしながら観戦します!!

小林習之

1969年滋賀県大津市生まれ。千葉大学法経学部経済学科卒。1991年に三重テレビのアナウンサーとして入社。1年目に、津ボートレース展望番組「津ボートレースアワー(現・ボ〜っト見せちゃいます。津ぅ)」のMCを担当したのがボートレースとの出会い。1994年にフリーアナウンサーに。テレビ埼玉「レースダイジェストBACHプラザ(現・BACHプラザ)」総合司会やBOATRACE戸田の実況が本格的な公営競技アナウンサーのデビュー。ボートレースの師匠は、スポーツ報知若松担当の井上誠之記者(師弟関係は27年)。また、ボートレース以外はオートレース、高校スポーツ(野球・サッカー・ラグビー・春高バレー)、プロ野球、Jリーグ、海外サッカー(オランダ・ポルトガル)などの実況をこれまで担当。2019年1月、BOATRACE三国の正月開催「初夢賞」をもってレース場メイン担当のアナウンサーを引退。現在は、有限会社アップライトの経営者として後進の指導を中心にあたる。