~実況アナの穴目八目~

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プレミアムGI「第32回レディースチャンピオン」は準優勝戦が終了し、優勝戦に駒を進めた6選手が決まりました。結果は好枠ワンツーの3連発でしたが、地元の松本晶恵選手が不良航法で賞典除外と、辛酸を舐める結果になりました。

それでは、前回もお伝えしましたように、今回は私・小林アナのレディースチャンピオン優勝戦展望をお送りします。

優勝戦メンバーは、①山川美由紀寺田千恵細川裕子田口節子宇野弥生廣中智紗衣。準優も順当に勝ち上がった山川選手が、4度目のレディースチャンピオン制覇に王手をかけることになりました。

当然、山川選手に注目が集まりますし、1番人気になることは間違いありません。しかし、9レース、10レースで優出メンバーが決まり、準優・11レースの山川選手の結果によって、私の頭の中は3パターンの予想に絞られました。まず、山川選手が2着惜敗で、優勝戦・4号艇になった場合です、これは、山川選手のカドから一気にスロー水域の3艇をまくり切って、前人未到の4度目の女王の座に就くということで、4-5-流、4-6-流の8点にしていました。次に、山川選手が優出漏れした場合は、寺田選手が堂々と逃げ切り、本命サイドの決着になるという狙い目を挙げていました。

さて、私が最もワクワクする予想をするパターンです。山川選手が準優で人気に応えて、優勝戦の1号艇になったケースです。最も可能性が高いパターンだったのですが、逆に順当な結果になることを楽しみにしていました。これまで、山川選手が3度のレディースチャンピオンで勝った枠は、「6」「4」「4」です。実は、1号艇で山川選手がレディースチャンピオンを制したことがありません。今回も、私はこのジンクスは生きていると読んでいます。

小林習之

1969年滋賀県大津市生まれ。千葉大学法経学部経済学科卒。1991年に三重テレビのアナウンサーとして入社。1年目に、津ボートレース展望番組「津ボートレースアワー(現・ボ〜っト見せちゃいます。津ぅ)」のMCを担当したのがボートレースとの出会い。1994年にフリーアナウンサーに。テレビ埼玉「レースダイジェストBACHプラザ(現・BACHプラザ)」総合司会やBOATRACE戸田の実況が本格的な公営競技アナウンサーのデビュー。ボートレースの師匠は、スポーツ報知若松担当の井上誠之記者(師弟関係は27年)。また、ボートレース以外はオートレース、高校スポーツ(野球・サッカー・ラグビー・春高バレー)、プロ野球、Jリーグ、海外サッカー(オランダ・ポルトガル)などの実況をこれまで担当。2019年1月、BOATRACE三国の正月開催「初夢賞」をもってレース場メイン担当のアナウンサーを引退。現在は、有限会社アップライトの経営者として後進の指導を中心にあたる。