~実況アナの穴目八目~

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中島孝平

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中島孝平

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「第45回ボートレースオールスター」は、他を寄せつけない圧勝劇で中島孝平選手が2度目のSG優勝を果たしました。今から8年前、「第25回グランプリ(当時の名称は賞金王決定戦)」で2コースから一気にまくり切り、黄金のヘルメットをかぶって以来のSGタイトル奪取は、中島選手にとって再びボートレース界のトップロードに駆け上がる確かな手応えを掴んだ瞬間だったことは間違いない事実です。

しかし、ここ数年の中島選手の走りを振り返ると、厳しい表情でレースに臨む姿が多く、SG・GI戦線でもスッキリとした結果を残せない日々が続いていました。さらに、必ず口にする言葉が「スタートについては、ずっと課題に置いていますね」。実は、直近の三国GW開催でも同じコメントしていましたので、相当な神経質になっていることは伺えました。

中島選手が苦しみを味わい続ける要因となったのが、今から4年前の秋のことでした。地元・三国の5日間シリーズに斡旋され、オール2連対で勝ち上がっての優勝戦・1号艇。当然、ファンからの大きな期待を集めていました。ところが、その優勝戦でまさかのプラス01のフライング…。この時、中島選手自身も「フライングなの???」と首を傾げ続けるくらい、不思議そうな表情をしていたのを、私は今でも覚えています。

小林習之

1969年滋賀県大津市生まれ。千葉大学法経学部経済学科卒。1991年に三重テレビのアナウンサーとして入社。1年目に、津ボートレース展望番組「津ボートレースアワー(現・ボ〜っト見せちゃいます。津ぅ)」のMCを担当したのがボートレースとの出会い。1994年にフリーアナウンサーに。テレビ埼玉「レースダイジェストBACHプラザ(現・BACHプラザ)」総合司会やBOATRACE戸田の実況が本格的な公営競技アナウンサーのデビュー。ボートレースの師匠は、スポーツ報知若松担当の井上誠之記者(師弟関係は27年)。また、ボートレース以外はオートレース、高校スポーツ(野球・サッカー・ラグビー・春高バレー)、プロ野球、Jリーグ、海外サッカー(オランダ・ポルトガル)などの実況をこれまで担当。2019年1月、BOATRACE三国の正月開催「初夢賞」をもってレース場メイン担当のアナウンサーを引退。現在は、有限会社アップライトの経営者として後進の指導を中心にあたる。