~実況アナの穴目八目~

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百武翔

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百武翔】-->

まずは、嬉しい話題を。先日、通算V100を達成した今垣光太郎選手が、今日のBOATRACE津(スポーツ報知ビクトリーカップ)でも優勝を飾りました。GI戦線でのVではありませんが、SGボートレースオールスターに弾みがつく連続優勝になったことは言うまでもありません。ファン思いの今垣選手は、「オールスターで勝ちたい」という言葉を日々口にしていますので、私も悲願達成してくれると願って、来週の尼崎に熱い視線を送りたいと思います。

さて、BOATRACE三国で開催されている「マクール杯」は、優勝戦に駒を進めた6選手が決まりました。実力拮抗のレースの連続で、準優勝戦も3連単の万舟券が飛び出すなど、レース予想が難解な場面も多かったことも痛感しました。

そこで、今回のコラムは「マクール杯」優勝戦の展望をお送りします。優勝戦メンバーは、①室田泰史大平誉史明百武翔山本寛久大井清貴興津藍。初日の三国選抜組は3選手、初優勝を目指すのは2選手(百武・大井)と、様々な角度から興味あふれるメンバー構成となりました。

絶好枠の室田選手が勝つと、地元水面Vは5年前の正月開催(第39回初夢賞)以来と、久々の美酒を味わえることが出来るか!?が最大の焦点です。しかし、準優勝戦後のコメントは「普通くらいのレベルで、インからしっかりとスタートを決めたい」と、決して機力面では万全でないことが伝わってきました。

一方、機力面で明るいコメントは、デビュー初Vを目指す百武選手と大井選手。特に、唐津のフレッシュルーキーでもある百武選手の動きは大物食いの勢いがあります。

それでは、優勝戦のフォーカスです。百武選手の頭から、インが残す室田選手と好脚ぶりが光る大井選手に、3-1-流、3-5-流を本線に、3-流-1と3-流-5を押さえに。さらに、「ピン(1着)なしのピン」の格言から、大井選手の頭流し(5-流-流)を100円ずつ流すのを大穴狙いとして推奨したいと思います。

三国選抜の予想を興津選手の頭でヒットさせた勢いで、優勝戦の予想が当たることを祈りながら、実況席で盛り上げいきますので、最終日の三国「マクール杯」のレースにご注目下さい!!

小林習之

1969年滋賀県大津市生まれ。千葉大学法経学部経済学科卒。1991年に三重テレビのアナウンサーとして入社。1年目に、津ボートレース展望番組「津ボートレースアワー(現・ボ〜っト見せちゃいます。津ぅ)」のMCを担当したのがボートレースとの出会い。1994年にフリーアナウンサーに。テレビ埼玉「レースダイジェストBACHプラザ(現・BACHプラザ)」総合司会やBOATRACE戸田の実況が本格的な公営競技アナウンサーのデビュー。ボートレースの師匠は、スポーツ報知若松担当の井上誠之記者(師弟関係は27年)。また、ボートレース以外はオートレース、高校スポーツ(野球・サッカー・ラグビー・春高バレー)、プロ野球、Jリーグ、海外サッカー(オランダ・ポルトガル)などの実況をこれまで担当。2019年1月、BOATRACE三国の正月開催「初夢賞」をもってレース場メイン担当のアナウンサーを引退。現在は、有限会社アップライトの経営者として後進の指導を中心にあたる。