~実況アナの穴目八目~

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すっかり、真夏に開催される女性レーサーの頂点決戦となったBOATRACE芦屋「プレミアムGI 第31回レディースチャンピオン」。ついに、明日(6日)第31代の女王を決める優勝戦が行われます。今回のコラムは、恒例となりました私・小林アナのレディースチャンピオン優勝戦展望をお送りします。

優勝戦メンバーは、①小野生奈日高逸子松本晶恵細川裕子岸恵子遠藤エミの6選手。先のオーシャンカップで準優勝戦進出を果たしたことに加え、地元開催で気合の入る小野選手が、優勝戦の1号艇を手にする絶好のチャンスを掴みました。

さて、今回の優勝戦の見どころは、「小野選手がレディースチャンピオンという大舞台で逃げ切れるか?」の1点です。私の予想は、逃げてVロードを駆け抜ける確率が90%と見ています。準優勝戦も、山川美由紀選手の前づけをしっかりと受けとめて、コンマ09のトップスタート!!ただ1人、ゼロ台のスタートを決めて、小野選手のメンタル面が強化された裏付けとも言えます。

こうなると、対抗格の1番手に挙げたいのが、久々のレディースチャンピオンの優勝戦に駒を進めた日高逸子選手。進入予想は123/456と枠なりが想定されるので、機力の良さを武器に、インの小野選手にどこまで肉迫できるか?に賭けてきます。ただ、先制した場合の小野選手を捕まえるのは至難の業と私は読んでいるので、2着候補の筆頭という評価までに留めておきます。

こうなると、穴狙いという観点から予想すると、準優(11レース)で日高選手に詰め寄るシーンを演出した遠藤選手の2・3着で、中穴レベルの配当を狙うことが賢明だと思います。ちなみに、カド想定の細川選手の一撃は?という読みは、これまでの戦績を加味して、可能性は低いという評価を私はしています。

それでは、私・小林アナの狙い目です。小野選手から日高選手絡みで、1-2-45の2点。松本選手は仕掛けても流れるとみて、敢えて狙い目から外しました。そして、遠藤選手絡みで、1-6-流と1-流-6の8点をお奨めします。あと、細川選手がゼロ台のスタートを万が一切って攻めた時に、遠藤選手の大外からの全速差しが入って、6-1-流と6-流-1を100円ずつ押さえてみる楽しみも一考しておきます

昨年は、海野ゆかり選手が12年ぶりの栄冠奪取というドラマチックな結末になりましたが、今年のレディースチャンピオンはどんなドラマが待っているのでしょうか?女子ボートレーサーの世代交代の波が急激に押し寄せる瞬間が見られるかもしれませんので、私も心を踊らせながら、レディースチャンピオンの優勝戦を見たいと思います。

小林習之

1969年滋賀県大津市生まれ。千葉大学法経学部経済学科卒。1991年に三重テレビのアナウンサーとして入社。1年目に、津ボートレース展望番組「津ボートレースアワー(現・ボ〜っト見せちゃいます。津ぅ)」のMCを担当したのがボートレースとの出会い。1994年にフリーアナウンサーに。テレビ埼玉「レースダイジェストBACHプラザ(現・BACHプラザ)」総合司会やBOATRACE戸田の実況が本格的な公営競技アナウンサーのデビュー。ボートレースの師匠は、スポーツ報知若松担当の井上誠之記者(師弟関係は27年)。また、ボートレース以外はオートレース、高校スポーツ(野球・サッカー・ラグビー・春高バレー)、プロ野球、Jリーグ、海外サッカー(オランダ・ポルトガル)などの実況をこれまで担当。2019年1月、BOATRACE三国の正月開催「初夢賞」をもってレース場メイン担当のアナウンサーを引退。現在は、有限会社アップライトの経営者として後進の指導を中心にあたる。