~実況アナの穴目八目~

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鳴門のグランドチャンピオン開幕まで、あと5日となりました。昨年のオーシャンカップに続き、鳴門でのSG開催となりましたが、昨年に比べると少し落ち着いた気持ちで臨めているのが、私の正直な思いです。

さて、競輪やオートレースではニコニコ生放送(ニコ生)やUSTREAM(ユーストリーム)を利用してのライブ配信が主流になりつつあります。特に、ミッドナイト競輪では通常の放送とは別線でニコ動独自の放送をするレース場もあって、双方向で出演者とファンが楽しむコンセプトが当たり前のようになっています。

一方、ボートレースではJLCがSGなどの不定期にお笑い芸人やグラビアアイドルなどが出演して舟券予想をするニコ生番組はありますが、定期的にニコ生を活用していることレース場は数えるほどしかありません。

そのニコ生をうまく活用しているレース場の1つとして挙げられるのが、モーニングレースでお馴染みのBOATRACE唐津です。実は、私がBOATRACE唐津のホームページを見ていた時に、下の方のバナーにニコ生とユーストリームに「裏実況放送」という文字を見つけました。やはり、実況アナの私としては、「どんなことをしているのだろう???」という興味を持って、早速視聴しました。

すると、レースは始まった瞬間に「は~い、レースが始まりますよ。11レースで~す」という女性の声と、「今日の予想はどうかな~。あっ、ニコ生のコメント、〇〇さんお久しぶりで~す」と男性の声。実況というか、単なる雑談で話が進んでいきます。そして、レースになると、「あ~、〇〇選手が来ると予想が…。こないで…。そのままで~」とか。

小林習之

1969年滋賀県大津市生まれ。千葉大学法経学部経済学科卒。1991年に三重テレビのアナウンサーとして入社。1年目に、津ボートレース展望番組「津ボートレースアワー(現・ボ〜っト見せちゃいます。津ぅ)」のMCを担当したのがボートレースとの出会い。1994年にフリーアナウンサーに。テレビ埼玉「レースダイジェストBACHプラザ(現・BACHプラザ)」総合司会やBOATRACE戸田の実況が本格的な公営競技アナウンサーのデビュー。ボートレースの師匠は、スポーツ報知若松担当の井上誠之記者(師弟関係は27年)。また、ボートレース以外はオートレース、高校スポーツ(野球・サッカー・ラグビー・春高バレー)、プロ野球、Jリーグ、海外サッカー(オランダ・ポルトガル)などの実況をこれまで担当。2019年1月、BOATRACE三国の正月開催「初夢賞」をもってレース場メイン担当のアナウンサーを引退。現在は、有限会社アップライトの経営者として後進の指導を中心にあたる。