~実況アナの穴目八目~

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今月4日に開幕したBOATRACE鳴門の「マクール杯」は、優勝戦のメンバーが出揃いました。今回ですが、私・小林アナは予選2日目からマクール杯の実況を担当しています。

そこで、今回の「実況アナの穴目八目」は、現場で実情を見ている私・小林アナのBOATRACE鳴門の「マクール杯」の優勝戦の展望をお送りします

優勝戦のメンバーは、①天野晶夫三浦敬太③瀬尾達也④富永修一大須賀友本多宏和となりました。予選トップ争いが大混戦で、主軸不在の様相だった今回のマクール杯でしたが、優勝戦に駒を進めた選手の名前だけを見ると、実績上位の天野選手が堅実な攻めからVへの最短距離に突き進んでいるように感じてしまいます。

しかし、今回は天野選手を舟券の軸にするという狙い目を、私は推奨できません。なぜなら、天野選手の準優勝戦での展示タイムが6秒95と悪く、実際のレースでも2着を走っていた富永選手にかなり差を詰められていました。さらに、1着タイムも1分49秒6と準優3レースの中で最も悪く、人気に推されても???をつけざるを得ません。

多分、天野選手のことですから、もう一度プロペラの調整をし直したりすることは間違いありません。ただ、準優と同様に、優勝戦の展示タイムが他の選手よりも悪いようならば、逆に高配当狙いで勝負してみてはいかがでしょうか?

狙い方は2つあります。もし、天野選手が展示タイムの数字をしっかりと出してきたら、天野選手の頭で勝負です。相手は、関東地区のトップルーキーで高い注目を集めている三浦選手。1-2-流の4点で本命党に狙いです。しかし、天野選手の展示タイムが芳しくない場合や、追い風でも向い風でもかなり強く吹いたならば、デビュー初優勝を狙う三浦選手の頭から、2-3456-流と手広く穴狙いの狙い目を推奨したいと思います。

小林習之

1969年滋賀県大津市生まれ。千葉大学法経学部経済学科卒。1991年に三重テレビのアナウンサーとして入社。1年目に、津ボートレース展望番組「津ボートレースアワー(現・ボ〜っト見せちゃいます。津ぅ)」のMCを担当したのがボートレースとの出会い。1994年にフリーアナウンサーに。テレビ埼玉「レースダイジェストBACHプラザ(現・BACHプラザ)」総合司会やBOATRACE戸田の実況が本格的な公営競技アナウンサーのデビュー。ボートレースの師匠は、スポーツ報知若松担当の井上誠之記者(師弟関係は27年)。また、ボートレース以外はオートレース、高校スポーツ(野球・サッカー・ラグビー・春高バレー)、プロ野球、Jリーグ、海外サッカー(オランダ・ポルトガル)などの実況をこれまで担当。2019年1月、BOATRACE三国の正月開催「初夢賞」をもってレース場メイン担当のアナウンサーを引退。現在は、有限会社アップライトの経営者として後進の指導を中心にあたる。