~実況アナの穴目八目~

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渡辺浩司

BOATRACE三国の4日間開催「しわす第1戦」の実況を終え、滋賀県にある私・小林アナの実家に戻ってきました。やはり、北陸は寒さが身に染みるという表現がピッタリで、これからは防寒装備が大事になってきます。しかし、カニなどのグルメや観光に訪れるには最高の季節になっていますので、全国のファンには今の時期に来てほしいのが、私の思いです。

さて、「しわす第1戦」の優勝者は、今年の最多勝争いをしている渡辺浩司選手。14年ぶりのパーフェクトVがかかっていた高濱芳久選手を撃破しての価値ある優勝となりました。

実はシリーズの最終日になると、実況アナの仕事をしている席には、必ず置いてある資料があります。1つは、ファイナル6選手の今年の優出・優勝回数をはじめ、1着~6着の数などが細かく記している資料。そして、もう1つが6選手のプロフィールです。デビュー戦、初1着、初優出、初優勝、直近の優勝内容をはじめ、SG・GIでの実績や獲得賞金額が1枚にまとめているものです。優勝のゴールの前に、「今年何回目の優勝で、通算何回目の優勝です」というフレーズが滑らかに出るのは、この資料の存在があります。

小林習之

1969年滋賀県大津市生まれ。千葉大学法経学部経済学科卒。1991年に三重テレビのアナウンサーとして入社。1年目に、津ボートレース展望番組「津ボートレースアワー(現・ボ〜っト見せちゃいます。津ぅ)」のMCを担当したのがボートレースとの出会い。1994年にフリーアナウンサーに。テレビ埼玉「レースダイジェストBACHプラザ(現・BACHプラザ)」総合司会やBOATRACE戸田の実況が本格的な公営競技アナウンサーのデビュー。ボートレースの師匠は、スポーツ報知若松担当の井上誠之記者(師弟関係は27年)。また、ボートレース以外はオートレース、高校スポーツ(野球・サッカー・ラグビー・春高バレー)、プロ野球、Jリーグ、海外サッカー(オランダ・ポルトガル)などの実況をこれまで担当。2019年1月、BOATRACE三国の正月開催「初夢賞」をもってレース場メイン担当のアナウンサーを引退。現在は、有限会社アップライトの経営者として後進の指導を中心にあたる。