~実況アナの穴目八目~

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平山智加

24日まで、BOATRACE三国のオールレディースの実況を1節間担当しました。優勝したのは長嶋万記選手、予選での抜群の安定感が準優勝戦と優勝戦での勝負強さに繋がっていた6日間でした。今期勝率・7.48と近況の絶好調ぶりを、今後の「レディースチャレンジカップ」と「クィーンズクライマックス」に向けて、どれだけベストの状態に持ち込めるか!?女子レースファンの熱い視線が大きく注がれていきそうです。

一方、今日から始まったBOATRACE福岡「SGボートレースダービー」は、女子レーサーで初のドリーム戦1号艇に選出された平山智加選手がプレッシャーをはねのけて、気迫のイン逃げで制しました。本来なら、スポーツ新聞などでは、平山選手の勝利が大きく記事になることでしょう。ただ、コンマ03とスタートタイミングが際どかったことはとても気になります。フライング持ちの状態で、近況は慎重なスタートが目立つ平山選手の心境からすると、2日目以降は正念場に立たされる可能性が高くなります。SGの舞台は、ここ一番の勝負どころでスタートがバチッといけないと、必ず劣勢に立たされます。平山選手が普段戦うオールレディースやヴィーナスシリーズなどの女子戦は、後手を踏んでも挽回できますが、SGで同じ状況になったなら絶対に巻き返し出来ません。過去の平山選手は、ゼロ台前半のスタートをいった後は、一艇身より前に踏み込まない、安全なスリット戦になる傾向があります。特に、2日目の2走(2R・5号艇/7R・3号艇)のレース内容が、ダービーで予選突破できるかどうかの大きなカギを握ってきます。

小林習之

1969年滋賀県大津市生まれ。千葉大学法経学部経済学科卒。1991年に三重テレビのアナウンサーとして入社。1年目に、津ボートレース展望番組「津ボートレースアワー(現・ボ〜っト見せちゃいます。津ぅ)」のMCを担当したのがボートレースとの出会い。1994年にフリーアナウンサーに。テレビ埼玉「レースダイジェストBACHプラザ(現・BACHプラザ)」総合司会やBOATRACE戸田の実況が本格的な公営競技アナウンサーのデビュー。ボートレースの師匠は、スポーツ報知若松担当の井上誠之記者(師弟関係は27年)。また、ボートレース以外はオートレース、高校スポーツ(野球・サッカー・ラグビー・春高バレー)、プロ野球、Jリーグ、海外サッカー(オランダ・ポルトガル)などの実況をこれまで担当。2019年1月、BOATRACE三国の正月開催「初夢賞」をもってレース場メイン担当のアナウンサーを引退。現在は、有限会社アップライトの経営者として後進の指導を中心にあたる。