~実況アナの穴目八目~

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SG初開催のBOATRACE鳴門で行われている「第21回オーシャンカップ」。予選突破を果たした18選手が、明日の準優勝戦で激突します。予選4日間で、飛び出した万舟券は14本。先月の大渦大賞ほどではありませんが、波乱が目立つ4日間となりました。

実は、初日から3連単の万舟券の数は6本、2本、4本、2本です。実は、この本数にはからくりがあります。2本しか出なかった予選2日目と4日目(予選最終日)は、いずれも緩やかな向かい風。一方、予選初日と3日目は、無風あるいは追い風が吹くコンディションでした。再三、このコラムでも書いていますが、緩やかな向かい風の場合はインがしっかりと逃げ切る場面は多いので、どうしても本命サイドの決着になってしまいます。予選最終日で飛び出した2本の万舟券は、インと2コースが反発しあったケースと先頭を走っていた選手が道中でまさかのミスで、2番手を走っていた人気薄の選手が逆転して1着になったための高配当でした。したがって、狙って獲れる万舟券ではないということになります。

小林習之

1969年滋賀県大津市生まれ。千葉大学法経学部経済学科卒。1991年に三重テレビのアナウンサーとして入社。1年目に、津ボートレース展望番組「津ボートレースアワー(現・ボ〜っト見せちゃいます。津ぅ)」のMCを担当したのがボートレースとの出会い。1994年にフリーアナウンサーに。テレビ埼玉「レースダイジェストBACHプラザ(現・BACHプラザ)」総合司会やBOATRACE戸田の実況が本格的な公営競技アナウンサーのデビュー。ボートレースの師匠は、スポーツ報知若松担当の井上誠之記者(師弟関係は27年)。また、ボートレース以外はオートレース、高校スポーツ(野球・サッカー・ラグビー・春高バレー)、プロ野球、Jリーグ、海外サッカー(オランダ・ポルトガル)などの実況をこれまで担当。2019年1月、BOATRACE三国の正月開催「初夢賞」をもってレース場メイン担当のアナウンサーを引退。現在は、有限会社アップライトの経営者として後進の指導を中心にあたる。