~実況アナの穴目八目~
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9月のヤングダービーの優先出場切符をかけて争う「イースタンヤング」と「ウエスタンヤング」は、優勝戦を残すのみとなりました。
私にとって、ボートレース界で若手陣の台頭する姿は、最も興味を示しているポイントです。そこで、今回は私・小林アナの東西ヤングバトルの優勝戦展望をお送りします。
まず、BOATRACE浜名湖で開催の「GⅢイースタンヤング」。優勝戦メンバーは、①平田健之佑②大池佑来③秋元哲④松尾拓⑤上條暢嵩⑥木下翔太、以上の6選手となりました。シリーズリーダーだった地元の深谷知博選手が、まさかのフライングに散る大波乱…。他の準優も1号艇の選手が敗れたため、11レースで2コースまくりを決めた平田選手に、優勝戦の1号艇が転がり込んできました。
ヤングダービーの出場権のない平田選手にとって、ここで優勝したい気持ちは相当強いはずです。しかし、準優でこれだけ波乱が続けば、優勝戦もその流れを引き継ぐ予感がしてなりません。
そうなると、ここ1番の勝負強さが魅力なのは3号艇・秋元選手。さらに、外枠の中では不良航法の減点を乗り越えて優出した上條選手の連絡みが、穴狙いの軸と見ました。
ここは、秋元選手から上條選手への3連単8点 。3-5-流、3-流-5。もっと、高配当を狙うなら、5-3-流、5-流-3を大胆に推奨します。
そして、BOATRACE丸亀の「ウエスタンヤング」の優勝戦メンバーは、①松崎祐太郎②山田康二③西山貴浩④島村隆幸⑤古澤光紀⑥尾嶋一広となりました。
ピット内でも、選手間で一足も二足も違うと評判になっているのが、予選で4勝マークした絶好枠の松崎選手。このパワーを何とか抑えたい!!という思いで、他の5選手が挑む構図となりそうです。
6号艇の尾嶋選手がコース取りに動くことは必至になりそうですが…。ただ、それぞれの選手が、前付けに対して牽制する可能性もあります。結局、進入は12346カド5になるのではないかと予想します。
こうなると、松崎選手の優位は揺るがないのではないか?と読みました。
そこで、相手に挙げたいのがしぶとく立ち回った運びが目立つ島村選手。配当面でも、少し高めのオッズが期待できそうです。
狙い目は、1-4-流を本線に1-流-4を押さえに、8点だけをお薦めします。
若手の登竜門として、スピードに満ち溢れた戦いが魅力のイースタンヤングとウエスタンヤング。ぜひ、将来の有望株を見つける楽しみを持って、2つの優勝戦の舟券にチャレンジしてみて下さい!!
1969年滋賀県大津市生まれ。千葉大学法経学部経済学科卒。1991年に三重テレビのアナウンサーとして入社。1年目に、津ボートレース展望番組「津ボートレースアワー(現・ボ〜っト見せちゃいます。津ぅ)」のMCを担当したのがボートレースとの出会い。1994年にフリーアナウンサーに。テレビ埼玉「レースダイジェストBACHプラザ(現・BACHプラザ)」総合司会やBOATRACE戸田の実況が本格的な公営競技アナウンサーのデビュー。ボートレースの師匠は、スポーツ報知若松担当の井上誠之記者(師弟関係は27年)。また、ボートレース以外はオートレース、高校スポーツ(野球・サッカー・ラグビー・春高バレー)、プロ野球、Jリーグ、海外サッカー(オランダ・ポルトガル)などの実況をこれまで担当。2019年1月、BOATRACE三国の正月開催「初夢賞」をもってレース場メイン担当のアナウンサーを引退。現在は、有限会社アップライトの経営者として後進の指導を中心にあたる。